2022年度 臨地実習報告会を開催しました

2022年10月29日(土)、本学の記念講堂および小ホールにて、「2022年度 臨地実習報告会」を開催しました。この報告会は、健康栄養学科に在籍する全学生が参加します。

「臨地実習」とは、3年次と4年次に受講する学外実習のことです。「臨地実習Ⅰ」では主に病院や事業所、保育所、高齢者施設において給食経営管理業務を学び、「臨地実習Ⅱ」では病院で臨床栄養管理業務を学びます。本学では、臨床栄養管理業務をより深く学びたい学生を対象とした「臨地実習Ⅲ」と、給食経営管理業務または地域健康管理業務について学ぶ「臨地実習Ⅳ」を選択科目として設置しています。本報告会では、これらすべての臨地実習の報告を口頭、ポスターという二つの発表形式を用いて実施しました。

発表を聞くにあたり、まだ専門的な授業が開講されていない1学年の学生は、事前に「基礎ゼミⅡ」の授業で土岐田佳子先生の講演を聞き、臨地実習に関する基本的な知識について学ぶ時間を設けました。こうした準備をしたうえで発表を聞くことにより、まだ卒業後の具体的な進路についてイメージを持てていなかった学生も、いくつかの現場に関心をもち積極的に情報を集めていきたいと話していました。

また2学年の学生は、翌年の実習に向けて身近な先輩と直接質疑応答を行うことにより疑問や不安を解消し今から準備を始めることとなります。3学年の学生は先輩として後輩に報告するとともに、4年生との交流から現在の学びが具体的に臨床現場においてどのように生かされるのか理解する時間となりました。

「臨地実習」は4年間の学びの集大成にあたります。学生は自らの経験をふり返ることで、よりその学びを深めると同時に、1年生、2年生に分かりやすく伝えるという体験を通してコミュニケーション力をさらに向上させる機会となりました。

参加した学生からからは、さまざまな施設における実習内容の特徴や管理栄養士業務について学ぶ機会が得られたこと、他学年に自分の実習体験を伝えることができたという充実感、他学年の学生が自分たちの発表に熱心に耳を傾け質問してくれたことへの喜びなど多くの感想が寄せられました。

コロナ禍で学年を超えた対話の場面を作ることが難しい中、感染対策をしっかりと行い無事に臨地実習報告会を進めることができました。今後も、こうした学生同士が学び合う機会を設けていきたいと考えています。

最後になりましたが、本学学生に貴重な学びの場を提供してくださいました各方面の実習施設様に深謝申し上げます。ありがとうございました。

  • 口頭発表の様子(記念講堂にて)
    口頭発表の様子(記念講堂にて)
  • 口頭発表を聞く学生の様子(記念講堂にて)
    口頭発表を聞く学生の様子(記念講堂にて)
  • ポスター発表の様子(小ホールにて)
    ポスター発表の様子(小ホールにて)

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