第2回オープンキャンパス報告

6月15日に開催された今年度第2回目のオープンキャンパスには、生憎の悪天候にもかかわらず、前回よりもさらに大勢の参加者をお迎えしました。まず、観光文化学類が何をめざし、どのような学びができるのか、さらに4月に行われた宿泊・バスツアー研修について、加藤学類長から説明がありました。

体験授業は元外交官の杉野知恵先生による「E-ticketだけでは飛行機に乗れないってホント?!」です。先生が担当する「観光の英語」では、観光の場面で出会う英語を学びます。海外からの観光客数が年間3000万人を超えた今、外国人に英語で質問されたときにI can’t speak English!と言って逃げるわけにはいきません。英語は好きだけれど、話すのは苦手という方々も現場で役に立つ英語を楽しく学ぶことができるのが「観光の英語」です。

その中で学ぶことの一つに、海外旅行の出入国時に必要な英語表現があります。インターネットで購入できるE-ticketですが、空港で搭乗券Boarding Passを受け取らなければE-ticketだけで飛行機に乗ることはできません。まず、実際のE-ticketとBoarding Passのコビーを教材に、使われている英語表現を学びました。

  • E-ticket使ったことのある人いますか?
    E-ticket使ったことのある人いますか?
  • bookingとは予約のことですよ
    bookingとは予約のことですよ

さらに、知っておくと便利な出入国手続きの用語とその内容も紹介されました。Immigration、Passport control、Baggage claim、Custom inspection、Quarantineなどです。これらの語の中には、claimのように通常使われている意味と異なるものもあります。また「検疫」Quarantineの語源とその意味なども説明されました。先生が外交官時代に使用した総理外遊時の搭乗券を示しながら披露された裏話には、皆興味津々で聞き入っていました。

  • Quarantineの語源はイタリア語の40です
    Quarantineの語源はイタリア語の40です
  • これが総理外遊に随行したときの搭乗券です
    これが総理外遊に随行したときの搭乗券です

その後の個別相談では、熱心な質問が続きました。参加した方々からは、「E-ticket、国際線の搭乗についてなど知ることができ、英語がより好きになりました」「英語の楽しさがとてもよくわかる授業で、次回のオープンキャンパスもぜひ参加したいです」「とても興味深く、面白いテーマでした。しかも知っているととても役立つし!」「外交官だったときの話を聞けて良かったです。知らないことばかりで、勉強になりました」「先生の貴重なご経験を交えたお話で、娘にも分かりやすく、楽しく拝聴しました。実際の場面で使える英語をたくさんまじえ、触れる楽しさを体感できました(ご家族)」といった感想が聞かれました。

ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。今後のオープンキャンパスでも様々な体験授業を用意しています。ご参加をお待ちしています。

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