観光文化学類の学生がNTT DXパートナーやJTBとの産学連携で千葉県に観光活性化策を提案
2023/04/03
観光文化学類の鮫島ゼミでは、2022年11月から約半年間、株式会社NTT DXパートナー(以下NTT DXパートナー)と株式会社JTB(以下JTB)との産学連携で千葉県内房地域の観光振興プロジェクトを実施しました。このプロジェクトは、東京湾アクアライン周辺の交通分散化等による渋滞緩和や内房地域の滞在時間延長や宿泊を増やすための観光企画案を、千葉県に政策提案することを目的としています。
地元事業者らとのワークショップに学生が参加
2023年2月6日と2月13日の二週にわたり、地域の自治体や事業者の職員に本学学生が加わってワークショップを行い、最後にグループごとに発表を行いました。観光を学ぶ学生にとって実践的な学習機会となりました。
参加学生の声
プロジェクトに参加した学生の声を紹介します(学年はいずれもプロジェクト参加時)。
- 観光文化学類3年生 林瑞希さん(東京都立府中東高等学校出身)
はじめは馴染みのない地域で見知らぬ人たちとの取り組みは不安でしたが、ワークショップを進めながら地域に詳しい方の意見を聞けたことでスムーズに計画を企画することができました。また、グループワークでの学生の意見も真剣に聞き入れてくださったおかげで、積極的に話し合いに参加することができました。観光プランの計画づくりに関わりながら実践的な知識を学ぶができたのは、産学連携ならではの取り組みだと思います。とても貴重な経験になりました。 - 観光文化学類3年生 大森優芽さん(埼玉県私立星野高等学校出身)
事前にバスツアーによるフィールドワークに参加できたため、予備知識をつけたうえでワークショップに参加することができました。ワークショップでは、地元の観光事業者の方々と課題解決のための意見を出し合いました。地域の知識がまだまだ足りないと実感することもありましたが、旅行者のニーズを意識しながら観光プランを考えることができました。若者の意見が県の政策に反映されることはとてもいい機会だと思いました。 - 観光文化学類3年生 山本芹里香さん(千葉県私立東京学館浦安高等学校出身)
自分の住んでいる県でも知らない魅力がまだまだたくさんあるのだとフィールドワークで知ることができました。また、ワークショップの際に参加した地元の企業や市役所の方々のお話を聞いている中で、自分の地域だけでなく周辺地域の魅力的なスポットについても詳しくて驚きました。 - 観光文化学類3年生 小沼紅葉さん(埼玉県私立星野高等学校出身)
今回のプロジェクトで印象的だったのは、ワークショップです。普段の学校生活では経験できない、さまざまな職種の方や年齢の異なる方と一緒にひとつのことに取り組むことができました。地元の自治体や企業の方と話し合いを進める中でさらに君津エリアについて学ぶことができました。 - 観光文化学類3年生 戸波七海さん(埼玉県立久喜高等学校出身)
事前のフィールド調査では、実際に行かないと分からなかったことが多くあり、自ら経験することの大切さを学びました。ワークショップのアイデア創出においては、地域の現状などをよく知ることが大事だと改めて感じました。また、チームで知識を共有し、問題を解決することは新しいものを生み出すことにつながるということが分かりました。大学での学びを生かして実践力を身に付けることができ、とてもいい経験になりました。
若者の意見を政策反映できる貴重な機会をいただいた千葉県をはじめ、NTT DXパートナー、JTBの職員の皆さまには、この場を借りて感謝申し上げます。
観光文化学類 鮫島卓