国内インターンシップ2017年夏 ~実務を通じた進路選択へのアプローチ~
2018/03/05
2017年度夏季インターンシップは、「ホテル業実務」「旅行業実務」「ホスピタリティ実務」「広告・出版業実務」の4つのカテゴリーで実施されました。今回は「東京周辺のホテル」「東京周辺の旅行会社」「証券会社」などに実習をお引き受けいただき、様々な業務を体験することができました。※
学生たちは実習前に、それぞれ「旅行業」「ホテル業」「ホスピタリティ」「広告・出版業」に関する講座を履修し、業務の基礎を学びました。その後、面接による選考を経て、マナーセミナーで社会人としての基本を身につけ、オリエンテーションでは先輩たちの体験談を聴きながら心の準備を整えました。
今回のインターンシップに参加した学生は10名です。「ホテル業実務」の3名は、京王プラザホテル・帝国ホテル・ホテルモリノ新百合ヶ丘にご協力いただきました。「ホスピタリティ実務」の2名は野村證券渋谷支店が、「旅行業実務」の5名はH.I.S.エコツアーデスク・JTBコーポレートセールスがお引き受けくださいました。
実習は8月中旬から9月中旬にかけて実施されました。担当教員がそれぞれの実習先を訪問し、企業の担当者と実習生との面談を行い、実習の状況を確認したり相談を受けたりしてサポートしています。実習生は「勤務」にも慣れた様子で、職場のスタッフともコミュニケーションを深めていました。明るい笑顔には余裕すら感じられました。
実習先の都合により実習の時期や期間はそれぞれ異なりますが、全員が無事に実習を終えることができました。
インターンシップは、実習生にとって業務を理解するだけでなく、仕事の厳しさや人間関係の大切さを、身をもって知ることができ、社会へ巣立つための貴重な体験となっています。この体験により、それぞれが自信を持つことにつながったようです。
実習生の声
- 今回のインターンシップでは、仕事の楽しさと同時にお客様に対しての責任を自覚することができました。はじめは不安もありましたが、自分がお客様役になって責任者の方からサービスを受ける体験をさせて頂き、細かい配慮のあるサービスがなされていることに気づき、とても勉強になりました。実習先の先輩方に頂いたアドバイスを大切にして、今後の就職活動に活かしていきたいと思います。
(帝国ホテルにて実習 Aさん) - 1週間という短い期間でしたが、金融や証券業の解説を受け、証券取引所の見学など充実した密度の濃いインターンシップでした。最終日に「今後成長する企業」について、全く面識のない他大学の学生とチームを作って共同作業を行い、チームごとにプレゼンテーションをしました。自分の意見を持ちながらも相手の声にも耳を傾けるというコミュニケーションの大切さや、妥協せず目標を達成するチームワークの大切さを学び、参加していた他大学の学生からも多くの刺激を得ることができました。
(野村證券にて実習 Bさん) - 私は旅行業に関心があり、今回のインターンシップに参加しました。学んだことの第一は、仕事に対する責任です。旅行業には楽しく華やかなイメージがありましたが、お客様が安全で快適な旅行をするためには多くの事務作業や努力があることを、身をもって知ることができました。また、職場の方々からこれまでのキャリア、やりがい、苦労したことなどの話を聞くことができ、より一層、旅行業で働きたいとの意欲が強くなりました。
(JTBコーポレートセールスにて実習 Cさん)
実習先担当者の評価
- サービス業の基本である清潔感や身だしなみがとてもしっかりしていました。初日から現場実習でしたので大変だったと思いますが、短期間で社員との輪の中に溶け込み、明るい性格で他のスタッフとのコミュニケーションも上手に行っていました。業務に対しても学ぶ姿勢が見られました。今回の経験を活かして今後も頑張ってください。
(ホテルの実習担当者) - インターンシップ期間中、前向きに業務に取り組んでくれました。相手の話を聞く姿勢はとても良く、笑顔で他人の意見を引き出す姿勢は大変素晴らしいと思いました。プレゼンでは、メンバー同士の議論が活発になるように意見をまとめ上げ、一生懸命さが伝わり、好感が持てました。今後のさらなる成長に期待しています。
(証券会社の実習担当者) - 最初から意欲もあり、旅行業界に対しての関心の強さが伺えました。明るさと前向きに一生懸命に頑張る姿に好感を持ち、部署の社員にもいい影響を与えてくれました。少し緊張していたせいか遠慮も見えたので、わからないことは社員とコミュニケーションをとっていくとさらに良くなると思います。これからもいろんなことに挑戦して頑張ってください。
(旅行会社の実務担当者)
※ このインターンシップは、国際文化学科観光文化コースのカリキュラムとして実施されました。平成30年4月からスタートする観光文化学類でも、このカリキュラムを引き継ぎ、さらに充実したプログラムを実施します。皆さんの参加をお待ちしています。