駒女生の提案による新築賃貸住宅プロジェクト「コマジョクリエ」進行中
2017/07/04
住空間デザイン学科(2018年度より住空間デザイン学類)の学生のアイディアで、新築の賃貸住宅を実現させる「コマジョクリエ」が進行中です。昨年10月に株式会社東都、株式会社創建および本学の間で産学連携課題に関する覚書きが交わされ、このプロジェクトがスタートしました。3年生のインテリアデザインスタジオ(空間系)と建築デザインスタジオの合同授業で取り組んでいます。
2016年度後期に行われた企画フェーズでは、対象となる京王線調布駅近くの敷地を学生が見学した上で、各自この場所に相応しい賃貸集合住宅のイメージや考え方をまとめ、施主と企業に対してプレゼンテーションを行いました。その結果、石橋奈穂さんの提案「To a New Future」が「施主賞」に選ばれ、働く若い女性をメインターゲットにした計画の基本コンセプトが採用されることになりました。
今年度の前期には、「コマジョクリエ」プロジェクトを新3年生へ引き継ぎ、集合住宅の基本計画フェーズとして、重要な3つのテーマを検討しました。テーマA:「1階の利用方法」(神村・太田スタジオ)、テーマB:「共有スペース」(橘田・三戸スタジオ)、テーマC:「セキュリティ」(佐藤・茂木スタジオ)。グループワークによりワークショップと家族や知人へのアンケート調査を行い、計画を進める上で大切にすべきポイントや考え方などをまとめ、施主と企業へ提案しました。
今後は基本計画フェーズの内容を踏まえ、基本プランを作成し、検討を進めていきます。企画フェーズのコンセプトが採用された石橋さんにもこの基本プラン検討の会議に参加してもらい、学生の視点からいろいろと意見していただく予定です。また今年度後期の授業では、3年スタジオで住戸プランの提案や外壁デザインなどの提案を行う計画です。建物の完成は2018年末頃を予定しています。
「コマジョクリエ」プロジェクトの今後にどうぞご期待ください!
4年 石橋奈穂さんからのコメント
- 企画フェーズの「施主賞」に選ばれたことに驚き、大変嬉しく思います。賞をいただけたことは、就職活動におけるプレゼンテーションの自信にもつながりました。昨年度前期の「リノベ」課題では、コスト面をあまり考えなかったことが反省点でした。そこで今回はこの場所に実際に建つ空間を現実的にイメージし、若い女性の目線で、自分が住んでみたいと思う賃貸住宅を考えました。学生でこのようなことに関われるとは思っていませんでしたので、ぜひ女子学生ならではのアイディアを盛り込んだ、今までにない賃貸住宅の実現に協力していきたいと思います。
これまでのコマジョクリエの活動は、以下をご参照ください。