日本文化専攻の授業紹介 ―古典文学Ⅰ―

日本文化専攻の「古典文学Ⅰ(上代・中古)」という授業では、『古事記』上巻を読み進めています。『古事記』は全3巻で神代からの歴史が描かれますが、上巻は主に神々の時代の話です。今とはまったく発想の違う面もあれば、今にも通じるものの考え方も見られて、大変興味深い文献です。

古文は苦手だという人も多いと思いますが、現代語のもとになった言葉も多くあります。「お心のままに」の「まま」は『古事記』では「まにまに」という形で出てきます。「まにまに」が「まんまに」になり「ままに」となったわけです。では「まに」って何でしょう。これは「占い」のことだったようです。それは、どんな「占い」? このように『古事記』と古代語の世界は興味が尽きません。

  1. ※ 5月29日のオープンキャンパスでは、日本文化専攻は「古典文学Ⅰ(上代・中古)」の授業紹介 ―古事記を読んでみよう―」と題して体験授業を行います。ぜひご参加ください。

(担当:三田誠司)

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