平成30年第3回オープンキャンパス報告

人間文化学類 英語コミュニケーション専攻 ジョン・モリス 井戸桂子

6月23日(土)に開催されたオープンキャンパスは、2年生スタッフの「私も英語が好きです!」という元気のよい自己紹介に始まり、英語コミュニケーション(英コミ)専攻の特徴紹介と、ネイティヴのジョン・モリス先生による体験授業「イギリスの高校生・大学生の生活を紹介しましょう ~イギリス人による日英教育比較~」が行われました。

  • 英国イングランドの教育制度について語る ジョン・モリス先生
    英国イングランドの教育制度について語る ジョン・モリス先生

英コミで学べること

まず、駒女ならではの学びの特徴として、実践的な英語力をアップさせるだけでなく、英語で中身のある学びができることが紹介されました。また、英コミでは、希望者に向けて、海外留学制度「6か月留学」と英語教員免許取得の「教職課程」も提供されます。

英語で学ぼう ~ ジョン先生の “LIFE STORY”を通じて「イギリスの学生生活」の特徴を考える~

ジョン先生のPrimary School(3歳から11歳)は、イングランドの自然に囲まれた小学校でした。先生方が自由に教え、教会や貴族の邸宅への遠足などがよくありました。

  • イングランドの北ヨークシャーが ジョン先生の故郷
    イングランドの北ヨークシャーが ジョン先生の故郷

High school (11歳から16歳)では、グループワークが中心で小論文を週に何本も提出しました。どちらの学校でも、入学式も卒業式も校歌もなく、クラブ活動もほとんどありませんでしたが、キリスト教のお祈りは毎日ありました。 卒業生の半分以上は職業研修生に進む中、ジョン先生は大学進学のために、上級高校ともいえる Sixth Form (16歳から18歳)に進みます。学ぶ科目は、政治、宗教、ドイツ語など数科目に限られ、授業内のディスカッションと論文提出が主な勉強でした。A-levelを取得して、いよいよ University (18歳から) に進学できます。3年間で修了ですが、学年末の試験に落第すると退学になるとのこと。教授陣は学びの不備は学生の自己責任と考えていて、学生との距離は近くありません。

  • 学生時代を熱く語るジョン先生に、聴き入ります
    学生時代を熱く語るジョン先生に、聴き入ります

ジョン先生が受けたイギリスの教育はクループ活動、討論、論文執筆が多い反面、努力の過程よりも結果を重視するなど、日本の学校に比べて面倒見はよくないようです。

英語で語りかけるジョン先生のお話を聞き取りながら、そのことに気づいた来場の高校生たちは、「日本の良さがイギリスを通して見えてきた!」と語ってくれました。
英語で中身のあることを学び、さらに自分で考える、という駒女・英コミの授業の一端をのぞくことができたのではないでしょうか。

その後の個別相談にも大勢の方がご参加くださいました。英語が好きな在学生ともお話が弾みました。ご来場、ありがとうございました。

  • 「私も英語が好きです!」と、在学生
    「私も英語が好きです!」と、在学生

次回7月7日のオープンキャンパスは「英語コミュニケーションをカガクする!」というタイトルで行われます。乞うご期待!

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