ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
駒沢女子大学看護学部看護学科は、人間性豊かな質の高い看護実践能力を備えた看護実践者を育成することを目的としています(学則第4条の3の(11))。
その目的を達成するために、看護学部看護学科は、以下の資質・能力を養成することを教育目標としています。
- 人間を全人的に捉え、ヒューマンケアを実践できる教養力と人間性の育成
- 他者とバランスのとれた関係性を構築できるコミュニケーション力と社会性の育成
- チームの連携と協働力をもとに看護の役割と機能を発揮できる専門力と判断力の育成
- 多様な場においてさまざまな健康レベルの人々の課題や地域の課題に対し、根拠に基づいた創造的な看護実践ができる技術力と実践力の育成
教育の目的・教育目標に即して編成された4年間の課程を学修し、卒業に要する所定の単位を修得し、以下を有している者に学位を授与します。
- 豊かな人間性と幅広く深い教養、高い倫理観
- 社会性とコミュニケーションに基づいた人間関係の構築力
- 科学的・創造的な看護実践力
- 多職種と連携・協働する能力
- 看護専門職としての自己研鑽力
- 看護学の発展に寄与する課題探究力
学修到達度確認表
| 教育目標 | 学修指針 | レベル4(秀) | レベル3(優) | レベル2(良) | レベル1(可) |
|---|---|---|---|---|---|
| 人間を全人的に捉えヒューマンケアを実践できる教養力と人間性の育成 (DP1) |
教養力 | 人間を理解するために必要な人文・社会・自然科学に関する多面的な知識を有し、より良い文化の創造を目指すことができる。 | 人間を理解するために必要な人文・社会・自然科学に関する基礎的な知識を有し、自らの問題として考えることができる。 | 人間を理解するために必要な人文・社会・自然科学に関する基礎的な知識を有し、問題点を指摘することができる。 | 人間を理解するために必要な人文・社会・自然科学の内容について、自分の知っていることを述べることができる。 |
| 人間性 | 看護学生として看護の対象となる人々の尊厳と権利の擁護に向けた行動をとることができる。 | 人間性を涵養していくための自己の課題を発見することにより、自己実現を実践できる。 | 自分の存在を理解し、他者の多様な価値観を受け入れることができる。 | 人として社会の中の一員として自らを律し、ルールとマナーを守ることができる。 | |
| 他者とバランスのとれた関係性を構築できるコミュニケーション力と社会性の育成 (DP2) |
コミュニケーション力 | 多様な価値観を尊重し、相手の発言や態度・行動を肯定的に受け止めながらコミュニケーションを発展させることができる。 | 相手の価値観を認め、自分の思いや意見との相違を確認しながら肯定的で前向きな関係性をとることができる。 | 相手の価値観を認め、感情的にならずに相手から適切な情報を引き出し、自分の思いや意見を伝えることができる。 | 相手の話を聴くことができ、その相手の話に対して自分の意見や思いを伝えることができる。 |
| 社会性 | 看護師の社会的責務を把握し、自立した社会人にふさわしい責任感を持ってチームに参画・協働することができる。 | 保健医療福祉行政チームの一員であることを自覚し、責任をもって他者とスムーズに協働作業を行うことができる。 | 社会の構成メンバーの一人として、自分の位置づけや役割を述べることができ、他者と協働することができる。 | 社会の一員として他者と協働することの必要性を述べることができる。 | |
| チーム連携と協働力をもとに看護の役割と機能を発揮できる専門力と判断力の育成 (DP3) |
専門力 | 看護の専門領域の知識を活用して、根拠に基づいた実践をすることができ、常に自己研鑽し続けることができる。 | 看護の専門領域の知識を活用して、根拠に基づいて課題解決方法を考えることができる。 | 看護の専門領域の知識を活用して、課題を見出すための情報収集ができる。 | 看護の専門領域についての基礎的な知識を有している。 |
| 判断力 | 看護をめぐる諸問題について、客観的・論理的に判断をし、自己の判断を常に顧み、責任をもって行動することができる。 | 看護をめぐる諸問題について、客観的・論理的に判断するとともに、自己の判断を顧みることができる。 | 看護をめぐる諸問題についてデータをもとに客観的に矛盾のない判断ができる。 | 看護をめぐる諸問題について関心を持ち、収集したデータから自分なりの判断ができる。 | |
| 多様な場においてさまざまな健康レベルの人々の課題や地域の課題に対し、根拠に基づいた創造的な看護実践ができる技術力と実践力の育成 (DP4) |
技術力 | 対象者の個別性に合わせ正確性・安全性・安楽性・効率性を踏まえた看護技術を常に提供し、その結果を対象の反応から評価できる。 | 対象者の個別性に合わせ、正確性・安全性・安楽性を考慮しながら看護技術を提供し、その結果を対象の反応から評価できる。 | 対象者の個別性に合わせ、安全性・安楽性を考慮しながら看護技術を提供し、その結果を評価できる。 | 対象者の個別性を考慮して、原則的な留意事項を遵守した看護技術を提供できる。 |
| 実践力 | 自ら課題を見出すことができ、根拠に基づいた看護実践ができる。 | 自ら課題を見出すことができ、それらの解決に向けて指導を受けながら成果をあげることができる。 | 課題に自ら取り組み、指導を受けながら実践し、成果をあげることができる。 | 課題に自ら取り組む姿勢を持ち、指導を受けながら実践することができる。 |
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
駒沢女子大学看護学部看護学科は、教育目標を達成するために、以下のカリキュラム構成としています。
教育内容
カリキュラムの構成は、学士力のある看護専門職を育成するため、科目区分を「教養教育科目」「専門基礎科目」「専門科目」とし、それぞれの科目区分においては、さらに以下のような細区分を行っています。各科目は、学修の順序性を考慮して配置しています。尚、選抜選択制として保健師教育課程を設定しています。
- 「教養教育科目」においては、豊かな人間性、幅広く深い教養、高い倫理観、社会性、コミュニケーション力を身につけることができる科目、自己成長や課題発見につながる科目で構成し、細区分は「人間の理解」「社会の理解」「言語と文化の理解」「情報と科学の理解」としています。「人間の理解」では、建学の精神について理解する仏教学をはじめとした人間の理解に関する科目、「社会の理解」では、社会的存在としての人間の理解に関する科目、「言語と文化の理解」では、思考の言語化・他者とのコミュニケーション・外国語を通して異文化を知る科目、「情報と科学の理解」では、数理的な思考とICT の理解、情報の活用に関する科目を配置しています。
- 「専門基礎科目」においては、科学的・創造的な看護実践を行う上で必要となる医療に関連する基礎的知識を修得できる科目で構成し、細区分は「健康と医療」「健康の支援」としています。「健康と医療」では、健康の理解(正常な人体の理解)と健康障害の理解(疾病のある人体の理解)に関する科目、「健康の支援」では、健康を支援するさいに必要となる心理・社会・教育的な側面の理解に関する科目を配置しています。
- 「専門科目」においては、看護実践に必要な知識・技術を修得できる科目で構成し、細区分は「看護の基礎」「看護の実践」「公衆衛生看護」「看護の統合」としています。「看護の基礎」では、看護実践の基盤に関する科目、「看護の実践」では、対象のニーズに応じた看護実践に関する科目、「公衆衛生看護」では、健康な地域づくりに関する科目、「看護の統合」では、安全な医療の提供に関する科目や多職種との連携に関する科目、自己成長や課題探究・課題解決に必要となる知識・技術に関する科目を配置しています。
教育方法
- 看護学の理論と実践を系統的に学ぶことにより、看護実践力の強化を図ります。
- 豊富な実習・実技科目によって講義で学んだ知識についてポートフォリオを用いながら確認するとともに、学外施設で行う臨地実習によって応用力や実践力を養います。
- 現代社会に必要な技術と環境への対処能力をアクティブラーニングにより習得し、リベラルアーツ力を高め、生涯にわたり自己研鑽する方法論を身に付けます。
評価方法
- 2年次終了時に、学修到達度確認表に基づいて教員・学生による8つの能力(教養力、人間性、コミュニケーション力、社会性、専門力、判断力、技術力、実践力)を4つの水準で評価します。
- 2年次終了時に、必修科目の単位修得の状況を確認し、看護専門職に求められる基礎学力を評価します。※
- 3年次前期に、各看護学領域の演習科目において、看護の実践に必要となる専門力、判断力、技術力について学修到達度を評価します。
- 4年次の履修科目すべての終了時に、学修到達度確認表に基づいて教員・学生による8つの能力(教養力、人間性、コミュニケーション力、社会性、専門力、判断力、技術力、実践力)を4つの水準で評価します。
- ※ 2年次までに配当された全ての必修科目単位を修得しなければ、3年前期の配当科目を履修することができません。したがって、この場合は卒業が延期になります。
アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)
看護学部 看護学科では、次のような学生を求めます。
- 建学の精神に共感できる人
- 看護に強い関心をもち、看護職として貢献する意思をもっている人
- 人間と社会に関心がある人
- 何事にもチャレンジする探求心をもっている人
- 他者とコミュニケーションのとれる人
- 他者と協力し、責任をもって行動できる人
- 主体的に学習を継続できる人
- 看護学を学ぶために必要な基礎学力のある人
高等学校等での学習について
看護学部 看護学科を志望する皆さんには、是非とも「国語」の語彙力や読解力、文章作成力をしっかりと身につけておくことを期待しています。また「生物基礎」「化学基礎」「物理基礎」「数学1A」に関する基礎学力も同様に身につけておいてください。これらの知識は大学1年次より看護学の基礎となる医学や専門基礎科目を学ぶための土台となる大切な科目です。一方、「英語」は看護学を学ぶことで卒業後の進路の一つとして、海外での看護活動に活かす力となります。これらの科目は得意でなくとも好きな科目として高等学校等でしっかり取り組み、身につけておくと、入学後の学習理解につながり、学ぶことが楽しくなることでしょう。