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仏教文化、禅文化を通じて日本文化を世界に発信できる人材の育成

インドで発した仏教は、その普遍的な真理を提示しつつもアジア各地の文化と融合しながら、さまざまな変容を遂げてきました。それは仏教がそれぞれの文化の個性に調和し、人々の生活に根づいていく過程であったといえます。
とりわけ日本の伝統文化と仏教の縁は深く、日本文化の個性は仏教との出会いによって彩られ、仏教によって活路を見出してきたといってもいいでしょう。日本の文化と社会を正確に理解するために、仏教文化とその役割を深く洞察することは非常に重要です。現代において多様な異文化との接触は、誰しも日常的な出来事です。仏教文化の豊かな諸相を貫く普遍性、あるいは日本文化の特性に秘められた確かな普遍性への自覚はきわめて大切なものになっています。それは他者との共感を育み、それぞれの社会的活動に魅力的な成果を用意することでもあるのです。
本専攻は、仏教学・禅学・哲学・歴史学・文学など、先人によって切り開かれてきた学問分野を具体的に学びながら、知的好奇心にしたがって新たな領域に挑戦していきます。さらに演習・講読・実習を通して、禅籍を含む仏典、古典文学、古記録・古文書などの文献を精密に読み解き、原典との対話を楽しみながら、全体像をつかみ、そのなかから自分のテーマを論証する技術を修得していきます。


2017年度より大学院人文科学研究科 仏教文化専攻では、社会人特別入試と社会人長期履修制度がスタートしています。
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