2025年度 入賞作品

佳作

若月 理那「やっぱり商店街行こっ」

担当教員:茂木 弥生子

スマートフォンで店を検索するのではなく、歩いて店を探すことで、新たな発見や、見つけたもの・出会った場所への思い入れが生まれる。商店街にはそうした魅力がある。空き店舗の増加により、賑わいを失いつつある新潟市古町の人情横丁を、散歩路とショッピングモールのような緩やかにつながる店舗空間をかけ合わせて、魅力の伝わる新しい商店街として再生する。

  • 画像タップでPDFを表示
  • 画像タップでPDFを表示

担当教員講評

地域に根差しながらも衰退の一途をたどる人情横丁に、ショッピングモールの特性を重ね合わせることで、新たな商店街の魅力を掘り起こした若月さんの意欲的な提案である。空間をシェアする仕組みにより、店舗間のコミュニティ形成と賑わいの創出を試みている点がユニークである。うねりやレベル差、隙間空間を生かした平面・断面の操作によって、偶然の発見や滞留を生む豊かな空間を実現している。さらに、店舗と住宅を重ねる構成が、商いと暮らしが近接する商店街らしさをつくり出している。

(評/茂木 弥生子)


展示作品一覧に戻る