2025年度 入賞作品

優秀賞

高橋 香帆「宿場町に息づく記憶と未来 -台ヶ原の和菓子文化がつなぐ空間のあり方-」

担当教員:茂木 弥生子

山梨県北杜市の台ヶ原宿は、甲州街道の宿場町として栄え、今も歴史的建築物と和菓子文化が息づく地域である。本計画では、老舗和菓子店「金精軒」の伝統を継承しつつ、観光と地域生活の調和を図る空間を提案する。既存の町並みや空間構成を尊重しながら、新たに文化体験・交流等の機能を加えることで、台ヶ原の記憶と未来をつなぐ建築を目指す。

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担当教員講評

宿場町として栄えた台ケ原宿の旅籠から和菓子店へと紡がれてきた歴史ある建物の価値を継承し、物販にとどまらず滞在を通して和菓子文化を体感できる空間へと昇華させている。敷地の緩やかな高低差を活かし、南アルプスの山並みに呼応する屋根を架けることで内外を緩やかにつなぎ、光と風が心地よく抜ける空間をつくり出している。台ケ原宿を訪れ、季節と歴史を感じながら旬の和菓子を楽しむことができる、金精軒の新たな魅力を示した髙橋さんの説得力ある提案である。

(評/茂木 弥生子)


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