保育科1年生対象 「保育実習指導Ⅰ」外部講師による特別講演会

1年生にとって初めての保育実習が、10月中旬から2週間始まります。その事前指導として、7月10日(火)「夢や希望を信じて、始めよう第一歩」というタイトルで、佐々木恵美子先生にご講演いただきました。「苦情は宝」「ピンチはチャンスに」という気持ちで保育の仕事に関わっていらした先生は、本学保育科の卒業生。卒業後、区立保育園に34年間(内16年間は園長、兼、総括園長)勤務され、現在は、私立保育園園長をされていらっしゃいます。

1週間の教育実習を無事乗り越えた1年生たちも、0歳から5歳までの子どもたち対象の保育所での実習は初めてです。不安でいっぱいの後輩の顔をにこやかに見渡しながら、先生は、「実習はだれのためでもなく自分のため。笑顔と挨拶は武器、顔を見て挨拶することがまず大事ですよ。」と話を続けられました。「子どもが『痛かった』と言ったら、『痛くない、痛くない』ではなく、『痛かったね』と言葉のオウム返しをしましょう。子どもの気持ちに寄り添うこと、心を伴って言うこと、「どうして?」といつも考えること、そして子どもの気持ちを感じてくださいね。」と、佐々木先生は長いご経験からたくさんの具体例をあげながら、実習に向けて心構えや視点を教えてくださいました。「実習生は知らなくてあたりまえ!だから実習するのです。失敗をいっぱいしましょう!失敗は学びです。」大先輩からエールを送られて、1年生も実習への期待、楽しみが膨らんだようです。

最後に、読んでくださった絵本「おこだてませんように」に、胸を打たれた学生たちも多かったようです。佐々木先生、ありがとうございました。

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