保育科1年 「基礎講座」農園体験・自然体験

本学の保育科では、1年次の授業「基礎講座」の中で、自然に対する理解を深め、仲間と一緒に活動することの大切さ、また保育現場で求められる実践力の向上をめざして、「農園体験」(駒沢学園実習農園)と「自然体験」(駒沢学園遊歩道)を行っています。

  • 農園体験で鍬を使って土を耕す
    農園体験で鍬を使って土を耕す
  • さつまいもの苗を植え込む
    さつまいもの苗を植え込む

今年の「農園体験」では、雑草を抜き、土を耕し、畝を作り、シートを被せたところにさつまいもの苗を植えました。土いじりは多くの学生が初体験のため、用具の名称や使い方の説明をし、一生懸命土を耕しました。また、エダマメ、オクラ、トウモロコシ、トマト、キュウリなどの種を撒き、土の中から出てくるミミズや昆虫などを見て、学生たちも大騒ぎしながらに作業を行っていました。中には虫が苦手という学生もいましたが、将来保育者として子どもたちに自然の素晴らしさ、命の大切さなどを伝えていくためにも、普段の生活では自然に触れることが少ない学生たちにとって、とても貴重な体験となりました。多くの幼稚園や保育園では自然体験の一環として、「おいもほり」が行事の中に入っています。植えたさつまいもは、秋に収穫して、授業の中で焼き芋パーティをする予定です。

  • 農園活動中に学生が作った苔玉
    農園活動中に学生が作った苔玉
  • 農園の木苺やさくらんぼが食べごろ
    農園の木苺やさくらんぼが食べごろ

本学の敷地内には「遊歩道」があります。「自然体験」では、緑が美しいこの季節に、基礎講座の担当教員の引率で木々の匂いや鳥のさえずり、枯れ葉を踏む音等、五感を駆使しながら遊歩道を散策しました。林の中の草木をゆっくり観察しながら、山藤の花や花筏などを見つけるとスケッチしたり、時にはみんなで歌を歌いながら、遊歩道を歩いていきました。保育者になると、お散歩などの園外保育や遠足など子どもたちを連れて出かける機会がたくさんあります。保育者は事前に危険を察知し、子どもたちの安全を第一に引率しなければなりません。保育科の1年生になったばかりの学生たちも、でこぼこ道やふざけていたら転げ落ちてしまいそうな場所では、どのように子どもたちを引率すればよいのかを考えながら歩いていました。

  • 注意深く辺りを観察しながら歩く「自然体験」
    注意深く辺りを観察しながら歩く「自然体験」
  • 観察した草木のスケッチ
    観察した草木のスケッチ

駒沢学園の主な植物

  • 駒沢学園の主な植物
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