第10回オープンキャンパス報告 ~老年看護学領域による体験授業~

第10回オープンキャンパス体験授業は、「老年看護学実習Ⅰ、プロデューサー・脚本・演出は私です!」をテーマに行いました。
今回は、老年看護学教員3名の他に、精神看護学領域の教員2名、看護学科2年生の学生3名に協力してもらい、実習室を「駒女デイサービスセンター」に見立て、来場した方々をデイサービス利用者さんとしてお迎えして、一緒にアクティビティケアに参加して頂くインターアクティブの形をとりました。

  • 高齢者がボールをパスするのを学生がたすけている様子
    高齢者がボールをパスするのを学生がたすけている様子

来場した方々にはテーブルを取り囲む様に並べられた椅子へ座っていただきました。駒女デイサービス施設長になりきった教員が、司会・進行役をつとめ、体験授業開始の挨拶をした後、看護学生達が主体となって、実際に実習で行ったアクティビティケアを行いました。高齢者施設で行われるアクティビティケアは、高齢者の認知機能や身体機能を維持するためのものです。そのため、脳と身体機能の連携を良くするため、言葉を発しながら体を動かすことは、良く行われます。「手のひらを太陽に」を歌いながらボールを隣の人へパスするアクテビティを行いましたが、来場者たちに混じって、老年と精神領域の教員達が、個性的な高齢者を演じて、なかなかスムーズにボールが進みません。そんな高齢者に学生達は、一生懸命ケアを行いました。最後に実習での学びを1人1人発表して、来場した方々から質問を受けました。

  • 実習での学びを発表する学生達
    実習での学びを発表する学生達

参加された方々からは、「実習の様子が分かって良かった。」「いろいろ言うお年寄りは、本物かと思いました。」「面白かった。」等の感想が聞かれました。将来、看護師を目指す来場された皆様には、実習というものがどの様なものかを体験することができる良い機会となったようです。

文責:村田友紀子

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