第1回 オープンキャンパス開催報告(看護学部看護学科)
2019/06/26
2019年度第1回オープンキャンパスを6月1日開催いたしました。看護学部の学科説明会には26名の方にご参加いただき、そのうち24名の方は体験授業にご参加いただきました。
体験授業では、「コミュニケーションについて考えてみよう(アサーションスキルの演習)」と題し、ミニ講義と演習を行いました。
看護は対人関係を基盤をとして人々の健康や生活を支援する専門職であり、コミュニケーションは看護援助に付随する重要なスキルです。なかでも、アサーションは、自分のことも相手のことも大切にする自己表現のことをさし、「相手の気持ちを尊重した上で、自分の気持ちに誠実に,粘り強く,率直に,目線を同じにして,そして責任をもって、自分の本当に言いたいことを主張すること(平木,2009)」をいいます。
ミニ講義では、看護とコミュニケーション、アサーションについて解説し(写真①)、【宿題を忘れてしまい学校に行きたくない子どもとその母親】の日常的なやりとりの場面を教員と在学生がデモンストレーションとして実演し(写真②)、アサーティヴと非アサーティヴなコミュニケーションの違いを共有しました。そして、在学生による【学校帰りに寄り道を誘う場面】の非アサーティヴな事例(写真③)を観た後、その事例をアサーティヴなシナリオに作り替える演習を行いました(写真④)。最後に、参加者の作成したアサーティヴなシナリオを在学生が実演し、参加者全体で学びを共有しました。
以下、参加された皆様のご感想の一部をご紹介させていただきます。
- 劇を使って再現するなど、わかりやすく学べました。また、自分の気持ちもちゃんと伝えつつ、相手のことも肯定することが大切だと思いました。
- 自分の気持ちを伝えながら相手の思いも聞き出すという上手な技を学びました。
- 自分の気持ちを伝えつつ、相手の気持ちを考えて発言することは難しいなと思った。相手の気持ちを引き出すことは難しいと思った。
- このような今日体験した授業で看護について大切なことを学んでいくのだとよくわかった。
- アサーションについて、詳しく学ぶことができて、とても良い経験となりました。日々の生活でも人と接する際にアサーションを心がけていきたいと思いました。
看護学部では、実際の講義や演習を体験授業の中で再現する取り組みも取り入れていきます。みなさまのまたの御来場をお待ちしております。