第7回オープンキャンパス報告

8月4日(土)のオープンキャンパスでは,「呼吸困難のある人の援助-身体の中を視て,触れて,聴いてみよう-」というテーマで体験授業を行いました。参加者の皆様は、“看護師は呼吸が苦しくなった人に対してどのような援助を施すのだろう”とイメージしてこられたと思います。しかし、看護師もいきなり援助ができるのではなく、基礎知識である解剖生理学や疾患、看護技術を学び、看護実践できるようになるのです。そのためには、高校で学習する生物や化学などの基礎知識がとても大切であることを理解いただけたのではないでしょうか。

  • 呼吸の解剖・生理を解説
    呼吸の解剖・生理を解説

体験授業は,呼吸の観察に焦点を当てた講義と聴診器を使ったシミュレータの呼吸音聴診体験の2部構成で行いました。講義では、実際の気管支喘息患者や肺炎患者の異常な呼吸音をシミュレータのスピーカ―を通して聴いていただきました。

  • 呼吸音聴診シミュレータ”ラングⅡ”で呼吸音の聴診を体験験
    呼吸音聴診シミュレータ”ラングⅡ”で呼吸音の聴診を体験
  • 呼吸音聴診シミュレータ”ラングⅡ”で呼吸音の聴診を体験
    呼吸音聴診シミュレータ”ラングⅡ”で呼吸音の聴診を体験

後半は、聴診器を使っての正常な呼吸音の聴診体験をおこない、参加者の皆さんは真剣な眼差しで呼吸音の聴診に取り組んでいました。なかには呼吸音を聞き取ることが難しく、首をかしげる様子も見られましたが、聴診器の当て方を変えることで「聴こえた」と笑顔が見られました。

  • フィジカルアセスメントモデル“Physiko”で呼吸音の聴診を体験
    フィジカルアセスメントモデル“Physiko”で呼吸音の聴診を体験

参加者の皆様には、この機会を通して看護学科に入学し、高校での基礎知識を生かして看護実践をより発展させていただきたいと期待しています。

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