2014年度海外研修速報!! ~From Brisbane, Australia~

2月21日から行われている「海外研修」1週目の様子を、オーストラリアのブリスベンから臼井実稲子先生がお伝えします。

立春とは名ばかりの寒さの日本を出て15時間後、一行は残暑が続くブリスベンに到着しました。オーストラリアの厳しい入国管理を無事に通過してホッとする間もなく、学生たちにとって次の難関はホストファミリーとの初対面。ここからはすべて英語、ひとりでコミュニケーションをとらなければなりません。14日間の滞在初日、緊急用に配布された携帯電話を手に、不安と期待のなかでホストファミリー宅へ向かいました。

翌朝からはLangports語学学校での授業が開始です。学生たちはそれぞれ、バスあるいは電車に乗り、街の中心部にある学校に、授業開始の9時前には無事到着しました。学校までの困難な道のりを仲間に語りたいと思うのですが、学内はEnglish onlyの厳しいルールがあり、英語では思いが伝わりません。日本語でヒソヒソ話していると、松山先生から厳しいお叱りの言葉が飛びます。

間もなく、レベルチェックのテストが始まりました。午前中にはさらに市内案内とオリエンテーションがあり、昼食後にいよいよクラスが始まりました。昨年もご担当頂いたタニア先生は優しい人柄がそのまま表情に表れている方で、学生たちの初日の緊張はほぐされたようでした。午後3時半に癒しのタニア先生のクラスが終わると、学生たちには、ファミリー宅まで辿り着かなければならないという新たな試練が待っていました。いつも添乗をお願いしているベテランの稲葉さんと、松山先生が帰宅経路を一緒に確認してくださったおかげで、先ずは全員無事帰宅できました。

さて、このような学生たちが、滞在6日目にしてどのように変わったかを、お伝えしたいと思います。今日はHappy Fridayで、午前中は街を歩きながら学ぶ「宝探しゲーム」を授業の一環として行いました。学生たちには課題が渡され、現地の人に質問をしなければクリアできないようになっています。引率教員は後ろからそっとついて行き、様子を見ていました。どうでしょうか。恥ずかしくて、英語で話す自信もなかった学生たちが、見ず知らずの人に話しかけて、笑みさえ浮かべる余裕で、最終ゴールのKing George Squareに戻ってきました。

  • 「宝探しゲーム」で地元の人に質問しました。
    「宝探しゲーム」で
    地元の人に質問しました。
  • 「宝探しゲーム」で地元の人に質問しました。
    「宝探しゲーム」で
    地元の人に質問しました。

週末は皆でゴールドコーストに行ったり、ホストファミリーと過ごしたりと盛りだくさんの計画があるようです。ほぼ折り返し地点にきていますが、残す滞在期間にどれだけの成長を見せるかが、楽しみです。

国際文化学科 臼井 実稲子

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