基礎ゼミ 秋の茶道実習
2015/01/09
国際文化学科の基礎ゼミでは、毎年1年次の後期に茶道実習を行っています。今年も10月から11月にかけて、講師の吉田陽子先生をお迎えしてお作法と茶道の手ほどきをしていただきました。
まずは正しい姿勢で立ち、ご挨拶をすることから始めます。吉田先生の厳しいながらもユーモアのあふれるご注意に、学生の緊張もほぐれ、笑いがこぼれます。
次にお茶室へ移動し、正客役の学生がお作法を教えていただきながら、先生の点ててくださったお茶をいただきます。次客以下の学生たちも真剣に同じ動作を真似てみます。
お座敷へ移動して、今度は自分たちでお茶を点てる番です。自分が点てたお茶は向かい側の人に飲んでもらいます。初めてなのに、なかなかうまく点てられたようです。
最後に襖の開け閉めを教えていただき、茶道実習は無事終了しました。慣れない正座やお作法に戸惑うこともたくさんありましたが、一期一会を大事にする日本の心を味わうことのできたひとときでした。
吉田先生へ感謝の気持ちを込めて、翌週の授業でお礼状を書きました。その一部をご紹介いたします。
- 先週はお忙しいところわざわざ茶道の実習をしてくださってありがとうございました。私は茶道は初めてだったのですが、思っていたよりも決まりが多くて沢山のことを学ばせていただきました。お茶の点て方はもちろん、座り方や立ち方、姿勢など、茶道以外でも普段の生活に活かせる基本的なことも細かく指導してくださって、とても勉強になりました。今回の実習で教わったことはしっかりと忘れないように、これから生活していく中で活かしていきたいです。貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。(M.H.)
- 先週は茶道を指導していただき、ありがとうございました。茶道を体験するのは初めてだったので、分からないことばかりでした。普段はあまり正座をすることがないので辛いものでしたが、背筋を伸ばして美しい姿勢を保つと、それだけで自分が賢くなったような気持ちになりました。また茶道以外でも畳の上の歩き方や襖の開け閉めなども教えていただき、ありがとうございました。日本の美しい作法を知れてとても良かったです。(Y.K.)
- 先日は茶道のお作法を教えてくださり、本当にありがとうございました。茶道のことは何も知らず、経験もなかったので、とても良い勉強になりました。私がとても難しいと感じたところはお茶を点てるときでした。泡が出るように点てるとのことでしたが、泡は小さいものではなくとても大きなものとなってしまい、上手くできなかったのですが、先生が手伝ってくださり、とても美しいものに仕上がりました。また先生に教えていただきたいです。(A.O.)
- 先日は茶道のご指導ありがとうございました。普段の生活では体験することのない茶道について触れることができ、嬉しく思っております。我が家にはまだ畳の間が残っておりますが、新しく建てられる家には畳の間がないものも多く、そのような環境では畳の上での作法がどんどん忘れられていってしまうのが非常に残念です。そのような面から考えても今回の茶道実習は大変貴重な経験になりました。これからも実習で学んだことを普段の生活で活かしていけるよう精進したいと思います。本当にありがとうございました。(M.T.)