国際文化学科は平成27年度カリキュラムを改訂します。

国際文化学科では、平成27年度から始まる新しいカリキュラムが決まりました。今回の改訂では、コース共通専門科目の拡充がはかられ、新しい科目が増えました。ネイティヴが担当する「Introduction of Japanese Society」は語学科目ではありません。英語のみで行われる授業の「Academic English(ビジネス) (文化)(英語教育)Ⅰ~Ⅳ」は海外に留学しなくても、英語で文化やビジネスについて研究ができます。また2年次後期に必修科目「国際教養」を新設します。

国際文化での学びは、語学だけではなく、海外の文化や情勢一辺倒でもありません。国際文化の学生だからこそ、日本のことを知って欲しい、そのような願いから、従来の「日本の政治」に加え、「日本の経済」「日本のマスメディア」が新設されました。また、各種実習とインターンシップは、すべてコース共通専門科目に配分されました。

今回の改訂により、各コースの専門科目はより専門性の高いものとなりました。まず、国際関係コースでは、「日本経済史」「国際安全保障論」「日本の統治機構」「時事問題研究(世界)」「時事問題研究(日本)」が設置されました。「日本の統治機構」は、国会、最高裁判所、政府機関、国連大学、JICAなど、日本を統治している機関は勿論のこと、日本と世界を結ぶ国際機関を訪問して、単なる座学では不可能な観察力の育成ができる授業です。

英語コミュニケーションコースでは、社会人として必要な英語の能力を、「聴く・話す・読む・書く」の4分野にわたり統合的に学び、資格取得にも対応できる力をつけます。1年生から4年生まで、それぞれの能力に応じて、4技能を積み重ねて学習し、就職対策まで万全にします。そのために設置されたのが、「Integrated English」「 Research in English」 「Academic Reading」「Academic Speaking」 「Career English」となります 。

観光文化コースでは、ヨーロッパ地域や中国の文化についての既設の講義に加え、新カリキュラムでは「韓国文化紀行」「東南アジア文化紀行」「オセアニア文化紀行」が設けられます。コースには3つの柱「観光を文化と歴史から探究」「観光関連企業の研究」「国家試験対策」があり、それらで学んだことを基礎に、3年次・4年次の専門ゼミへとつなげていきます。

このように各コースに様々な特徴がありますが、自分の所属するコース以外の専門科目も履修可能な「ゆるやかなコース制」はこれまでどおり継続します。また22年の伝統を誇る「基礎ゼミ」は学生の状況に応じて毎年のように進化し続けることで、刻々と変化する社会に対応できる人材の育成を目指します。カリキュラム表はこちらをご覧ください。

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