インターンシップ2014年夏 ~実務を通じた進路選択へのアプローチ ~「ホテル業実務」 「旅行業実務」 「ホスピタリティ実務」~
2014/10/17
今年度のインターンシップ科目は、夏休みに「ホテル業実務」・「旅行業実務」及び「ホスピタリティ実務」の3科目が実施されました。実習先については新しい受け入れ先として、宮古島の「南西楽園リゾート」が加わり、全国各地での職業体験が可能になりました。
今年度のインターンシップ希望者は、「旅行業実務」が9名、「ホスピタリティ実務」が14名、「ホテル業実務」が6名でした。ホテル実習ではホテル椿山荘東京、京王プラザホテル、横浜ベイホテル東急などの大手ホテルにご協力いただき、「旅行業実務」ではJTB法人東京に加え日本旅行では恒例の「ツーリズムEXPOジャパン」での研修を行い、また「ホスピタリティ実務」では野村證券、東京都民銀行、箱根富士屋ホテルなどのリゾートホテル、ブライダル関連企業や地方自治体など多岐にわたって実施することができました。
横浜ベイホテル東急の客室でメイクベッド
ザ・コンチネンタル横浜で
披露宴前のミーティング
事前に「ホテル業概論」「旅行業概論」「ホスピタリティ概論」を受講し、それぞれの業務の基礎を学びます。希望者は面接による選考を経た後、昨年度履修者の体験談を聞き、また企業経験者などのオリエンテーションを受けました。
野村證券支店会場前で緊張の初日
JTB主催のセミナー会場で受付研修
実習は8月初旬から9月中旬にかけてそれぞれの実習先で実施しました。今年は特に厳しい暑さに加え雨も多く、また緊張して苦しんだ学生もおり、挨拶を兼ねた巡回訪問に訪ねるとホッとした表情を見せる実習生も多くいましたが、次第に仕事にも慣れたようで職場のスタッフともコミュニケーションが深まって、全員無事実習を終了しました。
実習先の業種や職種により実習期間や時期の違いが生じましたが、仕事の厳しさや人間関係の大切さを、身をもって知ることができ、社会人として巣立つための貴重な体験となりました。それぞれが自分に対し自信を持つことにつながったようです。
宮古島南西楽園リゾートで接客研修
稲城市役所生活環境部
商工観光係担当課長様
実習生の声
- 毎日さまざまなカップルが打ち合わせに訪れるセクションに配属されました。時には宴会や婚礼に立ち会うことができ、多くの人達に温かく迎えられ、とても貴重な経験ができたと思います。この実習を経験したことによって、人と人とのつながりの大切さを知り、自分に自信がつき、夢を叶えたいという気持ちを強くもつことができました。(Aさん(新宿のホテルのブライダルサロンで実習))
- 今回の実習で学んだことは、お客様のための利益を考え、お客様とともに歩んでいく地元の銀行ならではの営業方法です。誰よりもその地域を愛し、大切に守ろうとする思いがお客様にも伝わっていることが解り、銀行の仕事も接客業の一つであることを学びました。銀行員である父の仕事も理解できました。(Bさん(東京都民銀行で他大学の学生と合同で実習))
- 今回の実習では、インターンシップ先の日本旅行も参加している「ツーリズムEXPOジャパン」で運営補助としての体験させていただきました。 そこでは、日本旅行のスタッフとして来場者のみなさまに無責任な対応をしないように気を付けながら、自ら話しかける努力をしました。また、日本旅行以外の旅行社の方からも話を聞く機会を与えていただき、会社によって業務が違うことも学びました。(Cさん(日本旅行で実習))
実習先担当者の評価
- 何事にも積極的に取り組む姿勢が見られ、素晴らしかったです。与えられた業務を最後まできちんとこなす責任感がありました。あまり接客する時間がなかったと思いますが、精一杯努力する姿勢が見えました。このホテルで学んだことを生かし、今後の成長を楽しみにしています。(D氏(箱根の実習ホテル担当者))
- 真剣に実習に取り組む姿勢が非常に良かったです。班別のプレゼンテーションでも自らディスカッションを盛り上げていこうという姿勢が見られました。グループワークを通じて多くのことに気付き、自身の目標を明確にできたことで、今後の成長に期待します。(E氏(證券会社の実習担当者))
- 国産ワインコンクールの業務を中心に実習してもらいました。パソコンを使っての資料づくりや当日の受付・表彰状交付の介添え役など積極的に業務に関わってもらいましたが、礼儀正しく態度もまじめで好感が持てました。(F氏(山梨県庁の実習担当者))
国際文化学科 山田 博彰