インターンシップ2013年夏 ~実務を通じた進路選択へのアプローチ~ 「ホテル業実務」 「旅行業実務」 「ホスピタリティ実務」
2013/10/25
今年度のインターンシップ科目は、夏休みに「ホテル業実務」・「旅行業実務」及び「ホスピタリティ実務」の3科目が実施されました。実習先も新しい受け入れ先が加わり、特に「ホスピタリティ実務」では初めて山梨県庁と地元稲城市役所でのインターンシップが実現し、さらに充実した職業体験が可能になりました。
今年の夏休みは、新たに旅行会社も2社が加わったこともあり、ホテルでのインターンシップ希望者が例年より少なくなり、「旅行業実務」が12名、「ホスピタリティ実務」が13名に対し「ホテル業実務」には6名の参加に留まり、学生の希望業種の推移を見るようでした。ホテル実習では浦安ブライトンホテル、ホテル椿山荘東京、京王プラザホテルなどの大手ホテルにご協力いただき、「旅行業実務」ではJTB法人東京に加え日本旅行・R&Cツアーズで実習、また「ホスピタリティ実務」では野村證券、東京都民銀行、箱根富士屋ホテルなどのリゾートホテル、ブライダル関連企業や地方自治体など多岐に亘って実施することができました。
京王プラザホテル多摩の客室で指導を受ける
ザ・コンチネンタル横浜で披露宴準備中
事前に「ホテル業概論」「旅行業概論」「ホスピタリティ概論」を受講し、それぞれの業務の基礎を学び、希望者は面接による選考を経た後、昨年度履修者の体験談を聞き、また企業経験者などのオリエンテーションを受けました。
東京都民銀行本店で他校の実習生とともに
JATA旅博会場の日本旅行ブースで
実習は8月初旬から9月中旬にかけてそれぞれの実習先で実施しました。今年は特に厳しい暑さの中で緊張して苦しんだ学生もおり、挨拶を兼ねた巡回訪問に訪ねるとホッとした表情を見せる実習生も多くおりましたが、次第に仕事にも慣れたようで職場のスタッフともコミュニケーションが深まって、全員無事実習を終了いたしました。
実習先の業種や職種により実習期間や時期の違いが生じましたが、仕事の厳しさや人間関係の大切さを身をもって知ることができ、社会人として巣立つための貴重な体験となりました。それぞれが自分に対し自信を持つことにつながったようです。
山梨県庁観光部で打合せ中
稲城市役所生活環境部 商工観光係で
実習生の声
- 「私たちのホテルは29室しかなくお客様との距離がとても近い、だからこそ出来るおもてなしがあり、お客様は様々な理由でこの日、このホテルを選んでいる。あなたなりの形で満足していただけるおもてなしができるといいね」と、最初に言われた言葉が印象深いです。(Aさん(那須のリゾートホテルで実習))
- 今回参加するにあたり金融について勉強していたものの、実際始まってみると勉強不足を痛感、毎日多くの知識と新しい発見の連続でした。社員の方からの「金融業はどの業界にも繋がる」「失敗したときこそ一番の見せどころ」「個人プレーではなくチームプレー」などの言葉が私のインターン経験で一番心に響きました。参加していた他大学の学生とも仲間になり、今後は就活仲間で戦友。この縁は一生の財産になるような気がします。(Bさん(証券会社で他大学の学生と合同での実習))
- 今回のインターンシップは社会人として働くということがどういうものか、ぼんやりしていた私にとって、予想の何倍も刺激的で学ぶことが沢山ありました。電話応対やセミナーでの社員の対応を見て、一人のお客様をとても大切にしていることが感じられ、だからこそ今日まで日本No.1の旅行会社として君臨していると思いました。(Cさん(JTB法人東京で営業の実習))
実習先担当者の評価
- 社会人になるうえで必要な挨拶・言葉づかいがよくできていました。仕事をしていくうえで必ず報告、連絡、相談をしてくれたので、安心して見ていることができました。就職してもチームワークを大切に頑張ってください。(D氏(浦安市内の実習ホテル担当者))
- 第一印象からよく、常に笑顔を出そうと心がけていました。今回のインターンスタッフの中でリーダーシップを発揮していました。成長するスピードが速く、パーティ会場で中心スタッフになれる可能性があります。 (E氏(ブライダル会社の実習担当者))
- あなたは「サービス業向き」であると思います。研究しているより動き回っているほうが向いています。旅行会社であれば、間違いなく先輩やお客様に好かれるカウンターレディになれると思います。(F氏(旅行会社の実習担当者))