2013年度前期 英語コミュニケーションコース ゼミ合同発表会

英語コミュニケーションコースのゼミは、3年生と4年生が一緒に授業を行っており、各学期の終わりに、3つのゼミが個人あるいは共同で行った研究の成果を発表しあう合同発表会を開きます。遅くなりましたが、7月15日に行われた前期の発表会の内容を報告致します。

井戸ゼミ: 「大切な家族に伝えよう~日米の父親から見る家族観~」

比較文化がテーマの井戸ゼミでは、日本とアメリカの父親像に対する概念の違いについて考察をしました。それぞれの社会的背景と宗教的背景の違いから、日米の家族では教育方法や接し方は異なりますが、父親が子供を大切に思う気持ちは同じであることが分かりました。3年生が初めて日米比較考察に挑戦し、堂々と発表しました。

太田ゼミ: 「今日からできる英語学習とは?」

「英語が好きだけど、勉強法が分からない」「勉強しているのに結果が出ない」という学生のために、どのように学習したらよいかを研究しました。単に単語を暗記したり、CDを聞くだけではなく、実際に覚えたことを使ってみること、そして繰り返すことが英語学習には大切であることを、抜群のパーフォーマンスによって発表しました。

松山ゼミ: 「『美女と野獣』」~結婚観と変化する女性像~」

ディズニー映画『美女と野獣』を原作と比較し、原作が書かれた時代と映画が製作された時代における女性像の変化と、映画が批判された理由を考察しました。映画が作られた時代には、女性の幸せは守られるだけでなく自立することにあると考えられるようになっていたにもかかわらず、原作の持つ「裕福な結婚をすることこそが女性の幸福だ」という理想に副って主人公が描かれていたため、批判が起こったことが分かりました。

各発表の後には熱心な質疑応答が続きました。他ゼミの研究を自分の研究に結び付けた質問もあり、学生たちの成長の跡が窺える熱い発表会となりました。

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