2015年秋 基礎ゼミⅡで茶道実習をおこないました。

皆さんは茶道の経験はありますか。私たち国際文化学科1年は毎年茶道実習で日本の侘び・寂びに触れています。
実習当日、茶室に入る前に白靴下を着用し、アクセサリー類をはずします。
最初にお辞儀や、美しい立ち居振る舞い、畳の歩き方を練習しました。写真中央がご指導くださった吉田先生です。日頃から良い姿勢を心がけ、普段の所作も先生のようにきれいにできると素敵だと思いました。

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この練習の後、扇子の使い方と襖の開け閉めを学び、実際にお茶室に入りました。
室内は藺草のにおいがし、静かな空間に掛け軸やお花、茶道具がそろっていました。「利休百首」という茶道の心得が記されている扇子を膝の前に置き、ご挨拶をしました。お扇子を扇ぐ以外の用途で使うことに驚きました。

お菓子はお味だけでなく目で見ても楽しめます。実習当日は「錦玉」という和菓子をいただきました。秋なので柿をかたどっています。お菓子をいただく際に、次客とのご挨拶の仕方、お箸や懐紙の扱い方を教えていただきました。普段の食事でも気をつけたいと思います。
Sさんが正客を、Nさんが次客を務め、吉田先生が点ててくださったお茶をいただきました。

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最後は全員で盆点前の練習をしました。帛紗さばきを習って、いよいよお茶を点てます。茶巾の使い方、お抹茶の量、棗の位置等々、決まりごとを覚えるのは少し大変でした。初めてお抹茶を点てたゼミ生もいて、上手に泡立てることは難しいと感じました。向かいあったゼミ生同士で点てたお茶をいただきました。お抹茶も錦玉も初めていただいたゼミ生もいました。お茶をいただいた後に、茶杓やお菓子の「銘」を尋ねられ、どんな銘が良いのか、咄嗟に思いつきませんでした。季節を表す素敵な言葉を普段から使うようにしようと思いました。今日は茶道を通して、人をお迎えする「おもてなしの心」も学びました。

学生から吉田先生へのお礼状より

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