2015年度 海外留学便り No. 4

国際文化学科2年 柏葉 真利奈

こんにちは。ニュージーランド、オークランド大学付属語学学校ELAに通っている柏葉真利奈です。早いもので、ニュージーランドでの生活も残り3か月を切りました。9月下旬にサマータイムが始まり、時刻が1時間くり上がったため、日本との時差が4時間になりました。こちらの季節は夏なのですがまだ肌寒く、だいたい日本の5月中上旬ぐらいの気温です。

9月半ばから学校の授業が午前から午後に変わったので、朝はゆっくりと支度をして学校へ行くという毎日です。大抵の日は2時間ほど早く着くバスに乗り、シティー内にある図書館へ行って勉強をしたり、本を読んだりしています。図書館には少数ですが、日本の本も置いてあり、自分の好きな本を見つけて読むのが楽しみです。また学校内にはスタディー・センターというスペースがあり、パソコンを使って勉強をしたり、先生に自分の学習相談をしたりすることもできます。図書館へ行かない日は、授業が始まるまでスタディー・センターで過ごすことが多いです。

  • クラスメートたちと
    クラスメートたちと
  • 友達からのメッセージカード
    友達からのメッセージカード

最近の授業はスピーキングが中心で、1週間に1度プレゼンテーションをしていました。私は英語でのプレゼンテーションが苦手で、初めは頭が真っ白になり、全文を紙に書いて発表の場まで持って行かないと話すことができませんでした。クラスのみんなは紙さえ持っていなく、スラスラとプレゼンテーションをしているところを見て、とても悔しい思いをしました。しかし、回数を重ねるごとに少しのメモだけでも話せるようになり、また質問にも焦らず答えることができるようになりました。この間はプレゼンテーションの後に「まりなは前より上手になったね!そして、あなたのプレゼンテーションはエンターテインメント性があって面白い!」と先生に言われました。私はこの言葉が本当に嬉しくてもっと話せるようになりたい、わかるようになりたいと改めて強く思いました。

最近強く感じるのは、日本のことを自分が思っている以上に知らないということです。それに気付いたのは授業で自分の国の文化について話す機会があったときのことです。ボキャブラリーが少なく説明できない場面もありましたが、自分が当たり前に思っていたことが他の国では違っていたのです。他の国のことをもっと知りたいと思うのと同時に、自分が生まれ育った日本についても詳しく知りたいと思うようになりました。

1か月ほど前に、同じELAで英語の先生になるための勉強をしているクラスの模擬授業に参加しました。もちろんAll English です。驚いたことに、そこには私と同年の日本人が数人いたのです。1度、自分のクラスでも模擬授業を行ったことがあったのですが、それとは比べ物にならないくらい授業内容がわかりやすく、質問にも丁寧に答えている姿をみて、とても衝撃を受けました。これは自分にとってとても良い刺激になり、目標というわけではありませんが、自分が目指したいのはここだなと感じました。この授業に参加して本当に良かったと心から思います。

学校生活以外でも様々な経験をしています。10月には4年に1度開催されるラグビーのワールドカップでニュージーランド代表のAll Blacks が優勝し、その祝勝会がシティー付近の広場で行われました。私はラグビーについてはほとんど何も知らなかったのですが、こちらへ来てからよく試合を見るようになりました。生で見る選手はオーラがあり、とても貴重な体験でした。

またハロウィンには友達と仮装をして学校へ行き、そのまま授業を受けました。お昼時間には仮装コンテストがあり、生徒だけではなく先生も参加して大盛り上がりでした。

  • All Blacksの祝勝会
    All Blacksの祝勝会
  • ハロウィンの仮装コンテスト
    ハロウィンの仮装コンテスト

この3か月の間に、周りの友達が次々と卒業し母国へ帰って行きました。3か月足らずで私も卒業です。まだ時間があるせいか、あまり実感はありませんが、今までの3か月があっという間に過ぎたように「気付けば明日で最後」となるかと思うと、少し焦りを感じます。ニュージーランドへ来るために支えてくれた家族、先生方をはじめ、応援してくれた人たちに恥じないよう、残りのニュージーランドの生活をより充実したものにするよう頑張ります。

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