日中友好協会主催の日本大学生訪中団に参加して

国際文化学科4年
村山 千夏

私は日中友好協会が主催する日本大学生訪中団のメンバーとして、2019年3月21日~27日の7日間中国を訪問しました。この訪中団は日本の大学生が中国の大学生と直接交流して相互理解を深め、また中国の生活文化に直接触れることで、より客観的に中国を理解することを目的としています。

  • 7日間行動を共にした5班のメンバーと
    7日間行動を共にした5班のメンバーと

北海道から沖縄まで、全国から選ばれた100人の団員が、北京、深圳、広州の3都市を巡り中国の人々と文化を理解するために、歴史的名所から中国有名企業、大学などを訪問しました。

在日中国大使館にて壮行会が行われた次の日に北京へ出発しました。紫禁城、中関村、国際関係学院、頤和園、万里の長城を訪れ、中国の歴史の理解を深めました。さらに、北京から深圳へ空路移動し、中国の「シリコンバレー」といわれるこの都市で、HUAWEIや、広東改革開放40周年展覧館を訪問し、中国の発展ぶりを肌で感じることができました。最後の訪問地、広州では珠江夜景観覧、永慶坊、広州外語外貿大学を訪問しました。

  • 広州の珠江夜景
    広州の珠江夜景

7日間で様々な場所を訪れましたが、印象深かったのは中国の大学生との交流です。彼らはもてなしの心をもって歓迎してくれました。それはこれまでの想像とは違うものだったので、驚きました。中国語の授業を受けたことがきっかけで、中国に興味を持ち、以前にも数回北京や上海を旅行したことがあります。しかし、そうした旅行では、このように中国人との関わりをもつことはできませんでした。実際に学生たちと交流することで、中国を知ることができたこの時間はとても有意義なもので、自分の目で見て体験することが大切だと感じました。

  • 中国人学生による歓迎会
    中国人学生による歓迎会
  • 国際関係学院の学生との交流
    国際関係学院の学生との交流
  • 広州外語外貿大学の学生と共に食事
    広州外語外貿大学の学生と共に食事

滞在中、何度か言われた言葉が印象深く残っています。「日本と中国は 隣国であり、お互い引っ越すことはできない。だからこそ、政治で左右されない強い人間関係が必要である」という言葉です。今回の中国人学生との交流で、強い人間関係構築の第一歩を踏み出すことができたと感じました。中国の全てを見たわけではないですが、自分の目で確かめることができた貴重な経験でした。今後も、中国や他の国の人々と理解を深めるために努めていきたいです。

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