モンゴルでの夏休み

国際文化学科3年 ツェンデ エンヘデルゲル(エンへ)
国際文化学科3年 井上 碧
ゼミ担当教員 杉野 知恵

エンへ:はじめまして!私はモンゴルからの留学生エンへです。今年、国際文化学科の3年生に編入しました。この夏休みにモンゴルへ帰国し、ゼミの友達を案内しました。
3年ぶりの首都ウランバートルは、新しいビルがたくさん建ち、想像した以上に発展していました。バスではパスモのようなカードが使われ、便利になりましたが、激しい交通渋滞でどこにいくにも時間がかかりました。成長するモンゴルの課題を感じました。
今回、日本語でウランバートルを案内したので、日本語のレベルが上がりました。久しぶりに母国の料理を食べて、友達と家族に会えてとても嬉しかったです。碧さん、初めてのモンゴルはいかがでしたか?

  • 遊牧民の家を訪ねました
    遊牧民の家を訪ねました
  • 遊牧民の家で食べた内臓料理
    遊牧民の家で食べた内臓料理

碧:初めて馬に乗ったり、ゲルに住む遊牧民を訪れたり、日本人の戦没者慰霊碑やガンダン寺を訪れ歴史を学んだりして、密度の濃い時間を過ごしました。
エンヘさんの家では、お母さんの手料理をおいしくいただきました。遊牧民のゲルでは、馬や羊の肉や内臓の煮込みや、馬乳酒など初めて口にするものばかりでした。馬乳酒は丼のような大きな器に並々と注がれて、強い酸味と独特な匂いに戸惑いましたが、「お腹の調子が良くなるから」とエンへさんに勧められて、なんとか飲み干しました。
ビルが立ち並ぶウランバートルから1時間ほど車で離れると草原が広がり、馬や牛、羊が当たり前のように生活しています。その景色の差にとても驚きました。
また、モンゴル渋滞対策として、交通量の多い週末には、車のナンバーの下一桁が偶数か奇数かによって利用を制限しているという面白い制度を知りました。
8月末のモンゴルは、朝と夜はダウンが必要なほど寒かったですが、昼は半袖で十分なほど暖かかったです。気温の変化に対応するのが大変でしたが、日本よりも空気が乾燥しているため、汗をかいてもベタつかず、過ごしやすい印象を受けました。
エンへさんのお陰で、大変貴重な経験ができました。ヤンジィーン(最高)!バイルッラー(ありがとう)!実は私たちのゼミの杉野先生もモンゴルに来ていました。最後に先生、一言お願いします。

  • ウランバートル郊外の戦没者慰霊碑
    ウランバートル郊外の戦没者慰霊碑
  • エンへのお母さんのおもてなし料理の数々
    エンへのお母さんのおもてなし料理の数々

杉野:エンへさん、碧さん、モンゴル楽しかったですね。今回一番驚いたのは、交通ルールを守る車が増えてきたこと。2年前に感じた乗馬感覚の運転作法はすっかり落ち着き、凸凹が目立った道路も心なしか滑らかに感じました。経済成長に伴い、社会も大きく変化しているようです。
夏のモンゴルは、涼しくて快適ですし、青空の真下に広がる大草原で本格的な乗馬も楽しめるのでお勧めです。皆さんも、来年の夏はモンゴルで過ごしませんか?

  • モンゴルの豪快な肉じゃが
    モンゴルの豪快な肉じゃが
  • 天と地を一体に感じられる乗馬体験
    天と地を一体に感じられる乗馬体験

学生の声 :新着投稿