2014年度 海外留学便り No. 7

みなさんこんにちは。オーストラリアに留学中の渡辺亜希です。オーストラリアでは今月末までサッカーのアジアカップが開催されていますが、日本対イラクの試合が私の住むブリスベン市内のスタジアムで行われたので、応援に行ってきました。もちろん日本人がたくさんいましたが、日本代表を応援している外国の方もたくさんいることに驚きました。語学学校の先生方や友人も、私の想像以上に日本語や日本文化を知っているので嬉しく思います。自分の国のことを話題にして英語で話すのはとても楽しいものです。

さて、時間がたつのは本当に早いもので、こちらでの生活も残り3週間を切ってしまいました。最近は、留学生活を始めた頃の自分のことをよく思い出します。その頃と現在の自分を比べて、自分は成長できているのだろうか、海外留学は自分にとってどのようなものであったかなど、いろいろなことを考えています。

毎日苦戦しながら英語を使う生活の中で、「いかにうまく自分の気持ちを伝えるか」ということが、初めの1~2ヶ月間の課題でした。日々の出来事や状態は動詞を使ってスムーズに表現できますが、自分の考えていることや感情を英語で言い表すのは、簡単なようでとても難しいです。多くの形容詞を知っていればいるほど気持ちも伝えやすくなりますが、同じ単語を何度習っても忘れてしまうのが現実です。このようなとき、以前の私はそのときの自分の感情に近い単語を調べ、それを覚え、使う努力をしていました。しかし、自分の思いや感情はそのときにすぐ相手に伝えなければ意味がないと思いませんか? 当たり前のことではあると思いますが、毎日英語を使っている今、英語でコミュニケーションをとる際にこのことがどれだけ重要であるか、改めて思い知らされました。今でも行き詰まったり、伝えようとした感情が相手に伝わりづらかったりすることばかりですが、それでも自分の力だけでできるだけ良いコミュニケーションをはかろうと努力するようになりました。

性格や考え方の違いはコミュニケーションをとる際に苦労する点ですが、国際的なコミュニケーションとなると、さらに国民性や文化の違いが関わってきます。それらはどうしても扱いにくい部分であり、4ヶ月以上こちらで生活していても難しさを痛感します。しかし、そのような違いも言葉を通じて学ぶことに面白さを感じることができます。お互い母国語ではない英語を使って相手と分かり合えたときは本当に嬉しいです。先日、韓国人の友人に、「いつもリラックスしてスムーズに英語を話すよね。」と言われ、自分が英語に慣れてきたことを感じました。会話だけでなく、メッセージカードを送りあうこともよくあります。手書きの英語メッセージを貰うととても暖かい気持ちになります。手紙を書くことが好きな私にとって、メッセージカードのやりとりは楽しくもあり英語の勉強にもなり一石二鳥です!

  • 英語とスペイン語のメッセージカード
    英語とスペイン語のメッセージカード
  • 英語とスペイン語のメッセージカード
    英語とスペイン語のメッセージカード

残りわずかな留学生活ですが、この生活が終わっても、留学生活で学んだことやたくさんの思い出は一生消えることはないと思います。この留学を帰国後どのように自分の将来にいかしていくか、この留学によって自分がどう成長していくかが楽しみです。

国際文化学科2年 渡辺 亜希

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