大学生活4年間を振り返って

国際文化学科4年 古田 亜美

4年間の大学生活から、私は多くのことを学びました。

人の役に立ちたいという思いから、大学1年生から非行少年の更生をお手伝いするボランティア団体に所属し、地域美化活動、交通教室、親子合宿など多くの活動に積極的に参加しました。また、毎月1回、学生が企画した研修での意見交換会にも参加し、少年について知る機会になりました。これらの経験から、少年がなぜ非行を起こしてしまうのか、彼らの立ち直りには何が必要なのか、専門的に勉強したいと思うようになりました。そして、3年生からの専門ゼミでは人権をテーマに取り扱っている光田先生のゼミに入り、自分の興味を深めようとしました。同じ問題意識を持っているゼミのメンバーと話しているうちに、同じ問題でも見方が違うことに気づきました。議論し、知識をつけ、このことは自分のやっているボランティア活動にも繋がると思い、少年犯罪をテーマにした卒業論文を書くことに決めました。

しかし、卒業論文を書くにあたり、興味を問題意識に変えることや論理的な文章を書くことに苦労しました。これらは、論文を少しずつ書いては同じ問題意識を持っているメンバーと卒業論文の近況報告し、お互いに書いたものを検討しあうことによって、克服していきました。限られた時間の中で、卒業論文を書き上げることはこんなに難しいことだということを嫌というほど感じ、色々なことをしながら卒業論文に向かうことや、時間を有効に利用することの重要性が身にしみました。書いていくうちに、非行少年についての知識も広がり、少年を非行に走らせないためには社会でのサポートを充実させることが課題であるという結論に至り、無事に卒業論文を仕上げることができました。

これらの経験を通し、何事も諦めずに取り組むことの大切さを学びました。どんなに大変なことでも諦めずに、周りの人と助け合い、探求心を持って取り組めば、物事は解決できると気づいたからです。大学生活での経験を社会に出ても活かし続け、できればボランティア活動にも何らかの形で関われるように頑張りたいと思います。

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