2013夏 外国人100人アンケート in京都
2013/11/18
国際文化学科英語コミュニケーションコース井戸ゼミ
3年 代表 石田 ナナ
皆さんこんにちは、季節はすっかり秋になり、お芋さんが恋しくなりましたね。今回は、井戸ゼミ3年生10名の夏の合宿について報告いたします。遅ればせながらの報告となってしまいましたが、読んで頂けると幸いです。
最初に、この合宿実施へのきっかけから事前準備までをご紹介します。きっかけは、5月頃Nさんの「ゼミ合宿やるぞ!」という発言から始まりました。まず、日時・場所・目的を決めます。私たちの願いは《外国人と関わりたい》でした。私たちは、欧米と日本の比較文化を研究するゼミです。私たちが普段感じている疑問を、外国人に直接聞いてみようということになりました。「外国人から見た日本と、私たち日本人から見た日本とのイメージの違いを知ろう!」を、目的としました。場所は京都にしました。この理由は明快で、外国人にアンケートを取ることが出来て、同時に、私たちも日本の文化に触れられるからです。
アンケート内容は、最初に、性別・出身国を尋ね、多神教、座禅から、日本の文化、食、日本人の印象まで、8項目を尋ねます。もちろんアンケートは全て英語で行われます。集計しやすいようにYes/Noで答えられる内容と、自由に記述で答えられる内容の2種類にしました。
また、英文のパンフレットも作成しました。なぜなら、「座禅を知っているか」と尋ねているにもかかわらず、それを知らないと答えた外国人をそのままにしてしまったら出会った意味がない!と考えたからです。座禅を始め日本の多神教から京都の名所までの案内書を作り、少しでも日本を知ってもらおうと願いました。
アンケート調査は、8月8日、午前9:00清水寺でスタートしました。炎天下のなか、ゼミメンバー8名それぞれが外国人とコミュニケーションを取り、アンケートに答えてもらいました。お昼前にはほぼ100人近くに達しましたが、いったん休憩を取り、午後は場所を変えて西本願寺と銀閣寺で若干名に実施しました。その結果、100人すべて聞くことができました。その日のうちにアンケートを集計し分析し、翌日には発表会を行いました。
清水寺の階段でアンケート
今回のアンケートで次のような事が分かりました。
- 京都に来ている外国人はフランス人が多い。
- 日本人は静かというよりは、丁寧で親切と思われている。
- スペイン人はお寺と神社の違いについて理解している。
- 日本の多神教は、個人の自由があって素晴らしい文化である。
- 日本の印象として、道路が綺麗で治安がとても良い。
このように、出身国に関わらず、日本人のイメージは予想以上に評価が高く、私たち日本人は自らを謙遜して見ていることに気付きました。また、欧米系の人は個人旅行できているがアジア系は団体ツアーで来ている、といった違いも見受けられました。
今回の合宿は、私たちゼミの今後の発展とともに、自らの成長に繋がると確信しています。アンケートとパンフレットの作成、そして英語での聞き取り調査なわけですから、苦労なしには出来ないことばかりでした。しかし一人一人が目標に向かって互いに支え合ったからこそ、良い結果がでたのです。
また、なにより楽しくまた頑張ったのは、初めて出会う外国人に自ら声をかけ、コミュニケーションを取り、英語で全てを紹介し説明することでした。これは実に貴重な体験でした。私たちの目標実現への自信になりました。
やってみたいと思ったことを実現するのは難しいことですが、それを成功させた後の達成感は、かけがえのない私たちの宝となります。皆さんも、是非機会がありましたら、自分がやりたいことに向かって頑張ってみてください。“Keep on going your way!”
私たち井戸ゼミの成長はこれからも続きます。
最後に、ご協力いただいた100名の外国の方々に、もう一度、感謝の言葉を差し上げたいです。 また、みなさんも、ここまで読んで下さり、ありがとうございました。