健康栄養学科の学生が「精進料理教室」の地域活動に参加しました
―僧食を学ぼう 「味来食堂」―
2025/05/12
2025年4月19日(土)に、禅を教育の基盤とする駒沢女子大学に「全国曹洞宗青年会」教化委員会の僧侶をお招きし、地域の方々に向けた精進料理教室 ~僧食を学ぼう~「味来食堂」を開催しました。今回は大学内で社会・地域貢献活動を担う「健康栄養相談室」が主催し、健康栄養学科の教員が開催に関わりました。また、前日の準備から健康栄養学科の学生たちもボランティアスタッフとして参加し、参加者の調理サポートなどを行いました。学生たちは授業で精進料理を調理する機会はありましたが、僧侶から直接精進料理についてご指導いただき、素材を大切にするこころなどを学ぶ経験は初めてでした。
前日の準備でレシピの説明を受ける学生たち
1品ずつ丁寧に説明する講師
調理実習では、「春の食材に親しむレシピ」について講師から1品ずつていねいに調理指導があり、みんなでこころを込めて調理しました。学生たちは地域の方々と楽しくコミュニケーションをとりながら、調理サポートを行いました。また食事時間には、僧侶がお食事をいただく感謝についての法話をしてくださり、みんなで唱えました。学生たちも参加者の方々といっしょに和やかに精進料理をいただきました。
地域の方々と精進料理を調理する学生たち
炊き立ての筍ご飯を混ぜる学生たち
春の旬を筍ごはん、じゃがいもと大根のポタージュ、
揚げじゃがいもの野菜精進あんかけ、アスパラガスの胡麻和え、
みかんの豆乳寒天ゼリー
「全国曹洞宗青年会」教化委員の僧侶
参加された方々からは、「食材を大切に扱う大事さが改めてわかった」「また季節を変えて精進料理を学びたい」など、たいへん好評なご意見をいただきました。また、「調理実習の準備がすべて整っていて、スムーズにできました」「学生さんも皆さん優しく、とてもいい時間をすごせました」などうれしいお声がありました。学生たちは、「精進料理ではカツオではなく、大豆を使用して出汁をとっていたのが印象的だった」「動物性食品を使用せずともボリュームがありおいしかった」「とても楽しい料理教室だった」など、実り多い学び体験ができたようです。
今回の精進料理の開催にあたり、全国から足をお運びいただいた教化委員の僧侶の方々に心から感謝申し上げます。