第9回オープンキャンパス報告

穏やかな小春日和の11月9日、今年度第9回目のオープンキャンパスが開催され、多くの熱心な高校生とご家族にご参加いただきました。まず、観光文化学類が何をめざし、どのような学びができるのか、学類長から説明がありました。

体験授業は田代真人先生による「旅行ガイドブックの作り方」です。田代先生は本学に就任前は、出版業界で雑誌や観光ガイドブックの執筆、編集にあたり、インターネットで広報宣伝なども経験するなど、メディア業界で多岐にわたる活躍をしてきました。

メディアを通じて、私たちは様々な情報を得ますが、そこで必要になるのが情報の真贋を見分ける能力、記事と広告を見分ける能力です。旅行についても、雑誌やインターネットで情報を得るとき、それが広告なのか取材記事なのかを見分けなければなりません。

以上の前置きの後、旅行ガイドブックがどのようにして作られるのかについて、授業は進みました。定期的に出される旅行ガイドブックには特集記事が組まれます。女性誌の旅行記事も特集企画として作られます。まず「美術館巡り」「グルメ」といった特集テーマを決め、そのテーマについて様々な情報を集め、取材先を決めてアポイントメントを取り、効率の良いスケジュールを組みます。そして実際に取材に行くことになります。

取材先では悪天候のため予定していた写真が撮れず、急遽屋内の取材に変更するなどの問題も生じます。しかし、最大の問題はいかにコストを下げるか、ということにあります。そこで登場するのが「アゴアシマクラ」です。「アゴアシマクラ」は「アゴ」「アシ」「マクラ」の3語から成り、「アゴ」は「顎」、「アシ」は「足」、「マクラ」は「枕」で、それぞれ食費、旅費、宿泊費を指します。

これらをレストラン、航空会社、ホテルなどに交渉して負担してもらうことが経費削減につながります。旅行ガイドブックを作る際、経費削減のために現場でどのような工夫がなされているのか垣間見ることのできる授業内容でした。

参加した方々からは「女性雑誌等、身近なモノでの旅行ガイドの作り方を学べてとても興味深かったです」「普段本屋さんに並んでいる本や女性雑誌などの旅行記事の裏側を、実際に経験された先生から話をきくことができて、すごく面白かったです」「旅行ガイドブックの裏側について考えたことがなかったので、今回聞いてとても興味深かったです。今度見るときには、アゴアシマクラを気にしてみたいと思います」「ガイドブックの作り方について、メディアの話からつなげて聞くことができて、とても興味深かったです」といった感想が聞かれました。

個別相談にも多くの方が参加してくださり、熱心な質問が続きました。

ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。年内の体験授業は今回が最後です。受験生のみなさん、合格をお祈りしています!

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