第9回オープンキャンパス報告

9月15日に今年度第9回目のオープンキャンパスが開催されました。生憎の天候にも関わらず、今回も大勢の高校生とご家族をお迎えして、観光文化学類の説明と体験授業を行ないました。

体験授業「ホスピタリティの実践」は、韓国出身で滞日歴20年の張景泰先生が担当しました。日本で観光学博士の学位を取得した張先生は、「観光学」をはじめとする観光関連科目を担当しています。今回紹介された「ホスピタリティ概論」ではホスピタリティの理論と現場での実践について学びます。

「ホスピタリティ」の意味を考えるために、まず2013年に滝川クリステルさんが行った2020年オリンピック招致活動の最終プレゼンテーションの動画が流されました。フランス語で行われたこのスピーチの中で「おもてなし」は1音ずつジェスチャーつきで発音され、日本人のホスピタリティ精神を表すことばとして全世界に伝えられ、東京オリンピック招致成功に貢献しました。

次にラテン語の語源にまでさかのぼって「ホスピタリティ」と「サービス」の違いを考え、さらにホスピタリティにつながるサービスには、「当然しなければならないサービス」、「良い印象を与えるサービス」、「お客様が求めている要望を超えたサービス」の3段階があることが解説されました。具体例として、「世界で一人しかいない、世界で一つしかない対人サービス」を目指す某ホテルの行き届いたサービスが動画つきで紹介されました。

参加者からは「ホスピタリティとサービスの違いを明確に知れて楽しかったです。ホスピタリティを実践することの難しさも分かりました。」「映像もあり、一つ一つの説明が丁寧だったので、とても分かりやすかったです。先生のお話しを聞いて、もっとホテル・旅館のことを学びたいと思いました。」「ホテル業界について興味をもっていたので、詳しく知ることができてよかったです。とても知識が身につく授業だと思いました。」「観光という言葉だけではなく、おもてなし・ホスピタリティについて学ぶことができて良かったです。自分の将来に向けてもっと色々なことを学びたいと思いました。」といった感想が聞かれました。

引き続き行われた個別相談でも、熱心な質問が続きました。参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

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