第3回オープンキャンパス報告

6月23日に今年度第3回目のオープンキャンパスが開催され、生憎の雨にもかかわらず、大勢の方が観光文化学類の学類説明と体験授業に参加してくださいました。

体験授業は「広告の写真はウソ?ホント?」というタイトルで、渡邉光章先生が担当しました。渡邉先生はコマーシャル制作のキャリア35年というベテランクリエイターです。旅行や商品の広告では写真が大きな役割を果たします。しかし、現在プリントメディアによる写真の加工技術が発達したことで、実際よりも良く見せる補正が行われていることが多々あります。

画像補正が度を過ぎると、視覚的に現実とは違うものになってしまうこと、また商品の場合には誇大広告になってしまう危険性があることが多くの実例で示されました。広告を作る側のモラルが問われ、広告を見る側も情報をうのみにしない姿勢が大切であると、納得できる内容でした。

最後に10枚の写真を見て間違い探しをするクイズが行われ、全員で大いに盛り上がりました。足が3本あったり、鏡に映っているはずの人が映っていなかったりなど、補正の過程で生まれたあり得ないミスもうっかり見過ごしてしまいがちなことが分かりました。

その後の個別相談では、熱心な質問が続きました。参加した方たちからは、「とても興味深く、体験授業だけではなく実際の授業も聴いてみたいと思いました」「雑誌や広告の補正にだまされていたことが分かりました。間違い探しが楽しかったです」「高校の授業ではやらないようなことを体験できたので良かったと思いました」「誇大広告や補正広告の多さに驚きました。パソコンではなんでもありなので、惑わされないように見る目を持つことが大切だと思いました」といった感想が聞かれました。

ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。今後のオープンキャンパスでも様々な体験授業を用意しています。ご参加をお待ちしています。

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