身近な教材から英語を学ぼうー「観光の英語」案内掲示編

観光文化学類では、インタビュー形式で専任教員による担当科目の紹介をしています。次回オープンキャンパスでの体験授業の案内もありますので、ぜひご覧ください。2023年度第2回は杉野知恵先生による「観光の英語」です。

質問1:先生の自己紹介をお願いします。

観光文化学類では「観光の英語」、「海外留学準備」、「海外インターンシップ実習」などを、教養科目では「グローバル共生論」を担当しています。2015年に駒女に着任する前は外務省で仕事をしていたので、英語を使う機会はありました。しかし、観光の英語を担当するにあたり、学生時代に取得した英検準1級くらいしか英語に関する有効な資格がないことに気づき、全国通訳案内士(英語)の資格をとりました。通訳案内士の試験は、英語だけでなく、日本の地理や歴史、一般常識の科目もあります。日本史や日本文化の参考書を買って受験勉強をしながら、英語で日本を紹介するには、語学力だけでなく日本についての知識や情報も欠かせないということを改めて実感しました。

質問2:紹介する科目の目的と特徴を教えてください。

「観光の英語」は、学生の海外旅行や外国のお客様とのやり取りといった観光の場面で使う英語の運用能力を高めることを目的としています。そのため、飛行機の搭乗券やホテルの予約表、車内アナウンスなど、観光の場面で実際に目にし、耳にする英語を教材にしています。

質問3:授業ではどんな工夫をしていますか。

私自身が海外で仕事をした経験から、英語を難しく考えるのではなく、シンプルにわかりやすく「伝える」ことを意識してもらうようにしています。「英語は好きだけど苦手」という学生が多いので、ロールプレイなどでコミュニケーションの楽しさに気づき、英語を使うことに対する自信を持ってもらいたいと思っています。

質問4:履修した学生の声を教えてください。

先日の授業では、学生が自分で外国人観光客のキャラクターを設定し、そのキャラ設定に基づいて、訪日目的や日本での観光などについて相互にインタビューを行いました。その時の感想をご紹介します。

質問5:最後にオープンキャンパスの予定を教えてください。

コロナ禍以降、外国人観光客が再び日本を訪れるようになり、観光地の案内の多言語化も進んでいます。6月18日(日)のオープンキャンパスでは、掲示案内の英語を外国人の目線から読み解き、相手に意図を伝える英語表現のコツをみんなで考えてみましょう。

  • より分かりやすい案内にするには?
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