人間関係専攻の授業紹介 ―化粧の文化史―

「お化粧の研究」と聞いてどのようなことを思い浮かべますか。流行のメイク法や自分の顔立ちに似合うメイク法の研究でしょうか。それとも白衣を着た人の化学実験により新しく効果のある化粧品成分を作り出すような研究でしょうか。

5月29日のオープンキャンパスでは、「お化粧についての学問とは」という題名で、化粧文化学を紹介します。化粧文化学は、メイク法の研究でも化粧品の化学研究でもありません。お化粧を「文化」ととらえることから始まって、文化について研究するさまざまな手法でお化粧を研究すること全体を指します。人間関係専攻には「化粧の文化史」という科目があります。化粧文化学の研究をいかした授業の1つです。

「お化粧が学問になるなんて考えたこともなかった」という人が多いことでしょう。しかし研究を始めると、お化粧は人体の表面をよく見せようと飾るだけの単純なものではなく、社会のあり方や人の生き方、さらには人間存在といった哲学的な問題にも行きつくのです。予想以上に広くて深い化粧文化学の世界をのぞいてみませんか。

(担当:石田かおり)

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