第2回応用心理学ゼミ 卒業研究・3年グループ研究発表会を行いました
2020/03/06
令和2年1月24日(金)に応用心理学ゼミに所属する3年生14名と4年生10名が一堂に会し、合同研究発表会を行いました。
3年生は後期の期間中にグループで行った研究を、4年生は1年をかけて個人で取り組んだ卒業研究を発表しました。発表では、自ら計画・収集したデータを分析しその結果導き出した結論についてパワーポイントにまとめ、6分という限られた時間の中で各自発表しました。練習をして臨んだ成果が発揮され、全員が時間通りに発表を終えることができました。準備段階では発表に12分以上かかってしまう学生もいましたが、取捨選択と練習を繰り返して行い6分以内に収めることができました。
4年生においては、原稿を読まずにスライドと自身の言葉だけで発表することができていました。2年次の基礎ゼミ内での発表の際には原稿を用意してそれを棒読みする学生が多かったことを考えると、大きな成長が感じられます。また、内容を厳選し練習しただけあって、どれもとても分かりやすい発表になっていました。
各発表の後には質疑応答の時間を設けましたが、司会が「質問をお願いします」と投げかけたと同時に自ずと誰かが手を挙げ、質問する光景が印象的でした。また、次々と繰り出される質問に発表者も丁寧に答えており、研究を通じて学生同士がコミュニケーションする姿には大変感動しました。
4年生の卒業研究は、アンケート調査による研究から香りに関する実験研究、高齢者を対象に福祉施設で実施した面接研究まで、多岐にわたる手法を用い、多様なテーマで実施されました。
研究タイトルは以下の通りです。
4年生卒業研究
- 浮気をされてしまう女性の恋愛および心理的傾向について
- ファン心理と恋愛傾向の関連―同担拒否に注目して
- 香水がもたらす自己意識の変化
- 女子大学生の動機づけ調整方略パターンと性格との関連性
- 恋人関係にない異性とセックスをする理由―愛着スタイルと恋愛意識の観点を中心に―
- 異性友人を恋愛対象とするものとしないものの違い―恋愛心理傾向との関連から―
- 高齢者の死生観の心理学的検討
- 性格の変動性が対人関係に与える影響
- 女子大学生が化粧をする理由―自己決定理論に基づく動機づけ調査―
- ファン心理に潜む宗教観の検討―ファンと信者の特徴(行動・性質・心理)の類似性―
3年生グループ研究
- 兄弟の有無や立場における性格の関連性
- SNS監視行動と恋愛の関係性について
- 女子大生のSNS利用と性格的特徴と関連
発表会とその後に行われた打ち上げの場では、3年生が4年生から卒業研究や就職活動についてのアドバイスをもらう場面も見受けられました。4年生の皆さん、有難うございました。そして大変だった卒業研究、各自よく頑張りました。本当にお疲れ様でした。
3年生はこれから4年生の研究内容を参考にしながら、卒業研究のテーマを決定していきます。3年生の皆さん、これからも充実した学生生活を送れるよう一緒に頑張りましょう!
- ※ 本内容は、人間文化学類 人間関係専攻の前身である人文学部 人間関係学科のカリキュラムについて紹介しています。人間文化学類 人間関係専攻での学びの参考にしてください。