恒例の英語コミュニケーションコースの合同発表会
2019/08/09
国際文化学科英語コミュニケーションコースの4つの専門ゼミによる合同発表会が7月16日に開催されました。
2004年(平成16年)4月から始まったこの合同発表会は、16年目、第31回を数えます。
現在は各学科や各コースでも専門ゼミの発表会は盛んに実施されますが、その先鞭をつけたのは、英語コミュニケーションコースの年に2回の合同発表会です。
当初より当番ゼミの学生がポスター制作や司会と進行をつとめ、各ゼミの発表の後は、熱心な質問が続きます。今年の様子をのぞいてみましょう。※
国際文化学科らしく、世界地図を入れたポスターです。ロゴにも工夫をしました。
当番の井戸ゼミによる司会の開会宣言で始まります。各ゼミの発表は15分、質疑応答とコメント用紙記入時間は10分です。
司会
発表順に、タイトルと発表者の感想をご紹介します。
トップは、英語教育の中野ゼミによる 【中野ゼミ発!大人もハマる!読みやすい英語の絵本】です。
- 4年 F. A.さん
中野ゼミでは、大人が英語を学習するにあたって英語で書かれた絵本を使うことを提案し、 “読みやすさ(リーダビリティ)”を元に研究を進めてきました。後期は、研究結果に基づき“大人もハマる”にこだわった絵本の制作をしていきます。
中野ゼミ
- 3年 A. N. さん
私は合同発表会に参加するのは初めてで、先輩に頼りがちになってしまいましたが、ゼミの仲間に助けられて、発表を無事に終わることができました。後期は絵本作りを進めていきたいと思います。
発表が終わると、早速、質問が続きます。
質問
次は第二言語習得の橘田ゼミによる【今からでも遅くない第二言語習得-日本語の格助詞を中心に-】です。
橘田ゼミ
- 4年 N. Y.さん
今回は第二言語を習得することは困難か否かについてアンケートを実施し、先行研究と比較し、考察しました。先行研究と一致することも、一致しないことも確認できました。これからも言語習得で何が重要かを研究していきます。 - 3年 M. M.さん
私たち3年生にとって、初めての合同発表会でした。研究の仕方も、発表原稿を作る際の手順も言葉遣いも、分からないことだらけでした。しかし、多くの学びがありました。また、研究することの楽しさを知りました。
3番目は比較文化の井戸ゼミによる【死生観にみる日米~魂の行方~】です。
井戸ゼミ
- 3年 O.M.さん
アメリカを例に西洋の死生観を発表しました。何度も考え直し、みんなで時間をかけ、研究してきました。この成果を、きちんと伝えなければと、とても緊張しました。多くの方々の前で発表するという、平素は体験することのない、貴重な経験となりました。 - 3年 I.A.さん
日本での死生観を担当しました。1つのテーマに向かって、納得がいくまで先生や先輩方と協議した時間では、多くのことを学びました。発表当日は、研究してきたことの全てを出し切れたので良かったです。
4番目の発表は、英文学の松山ゼミによる【小説『トムは真夜中の庭で』-成長と友情-】です。
松山ゼミ
- 4年 U.Y.さん
今回の合同ゼミ発表会では、少人数に分かれ研究する内容の役割を分担して進めていった為、原稿作成の際、チーム内での意見交換や内容をまとめる作業の大変さを実感しました。 - 3年 T.S.さん
今回が初めての参加でしたが、私のゼミはパワーポイントを使わないので、どうしたら聴いている皆にわかりやすく発表できるかを考えました。また、発表後の他のゼミからの指摘などから次回の改善点も見つけることができました。
そして、それぞれのゼミの発表が興味深い内容のものでとても勉強になりました。
最後にご来場の先生方や2年生の学生さんから感想を伺いました。
榎本先生
人間関係学科の榎本先生より「内容、質疑応答ともに、レベルの高い素晴らしい発表会だった。」との激励のお言葉を頂きました。一同、半年かけて仕上げた研究発表への達成感と共に、またもっと頑張りたいという思いでいっぱいになりました。
後期の合同発表会も、楽しみです。
- ※ 本内容は、人間文化学類 英語コミュニケーション専攻の前身である国際文化学科のカリキュラムについて紹介しています。
人間文化学類 英語コミュニケーション専攻での学びの参考にしてください。