English Workshop の学習成果 ― Tokyo Global Gateway での活動 ―

人間文化学類英語コミュニケーション専攻のEnglish Workshop は、学生が英語を使ってコミュニケーションが取れるようにすることと、英語学習に自律的に取り組むことができるようすることを目標とした必修授業です。この授業の一環として、6月15日(土)、本専攻の2年生が東京グローバルゲートウェイ(TGG)を訪れました。当日は雨が激しく降っていましたが、TGG自体は屋内の施設なので、快適な環境下で英語漬けの一日を過ごすことができました。

TGGは、普段行っている英語学習の効果をあげるために、英語圏の国にいるような空間で英語を実際に使用するための場としてデザインされた施設です。英語学習には、学生個人の“Practice”と学校の授業における “Interaction”に加えて “Communication”が大事であるとTGGプログラム監修者の松本茂先生は仰っています。
TGGはまさに“Communication”のための場であり、本専攻のEnglish Workshopの授業内容を補完・拡充してくれる恰好の施設です。

TGGに一歩入ると、そこは英語だけの世界。学生たちは7つのグループに分かれました。各グループには“Agent”と呼ばれるスタッフが付き、終日グループと共に過ごし、英語使用を励まし続けてくれます。Agentと自己紹介の後、TGG内で使用する “Passport” について説明を受け、いよいよ英語だけの環境に出発します。

今回は、グループごとに、① At the Cafeteria, ② Future Planning, ③ Making News, ④ Presentation の4つの活動をしました。各活動場所には “Specialist” がいて、学生にクリアするミッションを出してくれます。

  1. ① At the Cafeteriaでは、カフェテリアや売店で購入を希望しているものが無い場合にどのように伝え、無事ミッションを終えられるか、学生たちはいろいろな表現を使いながら、店のスタッフ役の“Specialist”とやり取りをしていました。
  1. ② Future Planningの活動では、将来の自分について、日本語でもあまり考えたことが無かったという学生が、先ず自分について振り返ることができたと言いながら、将来像を英語で記していました。普段と異なる環境で自分を省みる良い機会にしていました。
  1. ③ Making Newsの活動では、先ず原稿を作成し、実際のスタジオさながらの機材に囲まれ、 “Anchor” となってニュース原稿を読み上げたり、 “Weather Reporter” になり、一日の天気予報を伝えたり、全体の “Manager” として進行を指示したり、と大活躍をしながらニュース番組を作りました。
  1. ④ Presentationでは、東京の名所紹介のプレゼンテーションを行いました。 “Specialist” や“Agent”の励ましで、学生たちは原稿を読まずに、顔を上げて各所の紹介ができました。どの学生も全ての活動にひたむきに取り組んでいました。終了時にはとても自信に満ちた素敵な笑顔で帰路に着きました。

TGGでの活動の翌週のEnglish Workshopでも、学生たちは楽しみながら英語で考え、使用することができたと言っていました。これまであまり話す機会のなかった学生同士が同じグループになって、共に考え、助け合う場面も多々見られました。今後の英語学習により一層の弾みがついた学外活動でした。

English Workshop 担当 橘田布佐子

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