2018年度前期 英語コミュニケーションコース 合同発表会報告

去る7月17日(火)、国際文化学科英語コミュニケーションコース恒例の合同発表会が行われました。12:30から始まった発表会には、合同発表会のポスターを見たという1年生や2年生も参観に来てくれました。※

以下、4つのゼミの発表内容や感想を紹介します。

各ゼミ発表


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中野ゼミ 『How to teach English to our children ~その悩み解決します!~』

私たちのゼミには中国からの留学生もいるので、ゼミで研究していることについて英語と中国語でご報告します。

Now we are struggling to study English. We think we should have started to study English earlier, and we don’t want our children to be like us.
Many of us will be mothers in the future, so what can we do as a mother to help our children study English? From Washington University’s research, we have learned how important a mother is to children. Children’s abilities will change depending on how mothers treat them. We suggest some activities which mothers can use to improve children’s English ability.

如今我们在努力的学习英语。我们认为应该更早的学习英语,并且我们不希望我们的孩子和我们一样。我们中的许多人在未来都会成为母亲,那么我们应该怎么帮助自己的孩子去学习英语呢?通过华盛顿大学的研究表明,我们了解到母亲对孩子的重要性。孩子能力的改变取决于母亲怎么对待他们。我们建议通过一些活动来提升孩子的英语能力。

橘田ゼミ『英語学習者のモチベーションを維持する極意 ~イケメン俳優の英語上達への秘訣~』

We examined motivation in second language learning acquisition. According to the Self-determination theory, basic needs satisfaction helps us to be motivated. Following previous research, we conducted a questionnaire investigating Komajo senior students’ basic needs. We compared the data to that of 1st year students. We hypothesized that each group’s degree of intrinsic motivation would be high. The results verified that our hypothesis was correct. However, this survey was limited to a cross sectional questionnaire carried out on one occasion, and we were not able to carry out a posttest. Furthermore, it was not possible for us to test the participants’ English skills. Therefore, we have formulated a hypothesis based on Dr. Hiromori’s lecture. We intend to conduct further research to verify our hypothesis.

松山ゼミ『小説版『ピーター・パンとウェンディ』を読む ~大人になれない子どもたち~』

松山ゼミは戯曲や映画の『ピーター・パン』の作者であるJ.M.バリの小説『ビーター・パンとウェンディ』を読み、その中で「子供」という存在について考えてみました。この小説では主にネバーランドという場所が舞台となっています。この場所は子供だけがいられる島とされています。しかし小説に登場する子供は、ロンドンに住みピーター・パンと共にネバーランドにやってくるウェンディ、マイケル、ジョンのダーリング家の子供たち、そしてネバーランドに住んでいる「迷子たち」と呼ばれる子供たちだけです。しかし、子供しか暮らせないはずの島には海賊たちも暮らしています。なぜ子供だけの世界であるネバーランドに海賊がいられるのか。今回、私たちは本来では子供しか存在あるいは滞在することができないネバーランドに一般的には「大人」であると考えられる海賊たちが存在していることに注目をしました。なぜ大人が暮らすことができないネバーランドで海賊が存在しているのか、子供と海賊の共通点について考えてみました。

井戸ゼミ 『成長物語としての「桃太郎」と「ヘンゼルとグレーテル」~童話の存在と想い~』

井戸ゼミは日本昔話とグリム童話における「成長物語」の比較研究を行いました。日本昔話「桃太郎」では子宝として育つ桃太郎の環境に、日本の穏やかさや平和を意識した考え方が表われ、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」では森に捨てられる厳しい環境に、西洋の自立性を意識した考え方が読み取れました。日本と西洋では、編者たちの子供に託した思いが異なっていたのです。
子供時代に読んだ童話を今回考察して、私たちの視野が広がったことに感動しました。そこで、聴衆の方々にも「改めて童話を読んで、多様な価値観をもつ契機にしてほしい」と、メッセージを伝えました。
15分の短い発表でしたが、3年生で発表を行うにあたりパワーポイント・原稿・レジュメ作成に際して、先輩、同期、先生とでみんなの力とアイデアを合わせて準備を重ねたので、本番はとても充実したものになりました。今までこうした機会はなかったので、専門ゼミの醍醐味を味わい、充実した貴重な体験となりました。今後の研究に役立てたいと思います。

質疑応答

“学生の学生による学生のための合同発表会”、これこそ英語コミュニケーションコースが目指しているものです。先生方の質問や感想に頼ることなく、活発に質疑応答が行われました。
問題の核心を突いた鋭い質問がいくつも飛び出し、発表者が回答に窮する場面も見られました。これは、真剣に話を聞いていた証であり、後期以降の研究に向け、新たな研究課題を得る機会となりました。

ゼミ代表者によるコメント

最後に、各ゼミの代表者が今回の感想と、次回の合同発表会に向けてコメントをして、合同発表会は幕を閉じました。
次回の合同発表会は12月の予定です。

  1. ※ 本内容は、人間文化学類 英語コミュニケーション専攻の前身である国際文化学科の学びについて紹介しています。
    人間文化学類 英語コミュニケーション専攻での学びの参考にしてください。

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