コマジョスタイル2023入賞作品のチラシ・冊子が完成しました
2024/06/03
毎年3年生後期にインテリアデザインスタジオと建築デザインスタジオが合同で取り組んでいる産学連携課題コマジョスタイル2023の入賞者が今年初めに決定し、チラシと冊子が完成しました。※
コマジョスタイル2023表彰式
2024年1月上旬に表彰式が実施され、最優秀賞1名、優秀賞2名、特別賞3名が選ばれ、株式会社東都の代表取締役社長飯田様ほか11名の方に表彰いただきました。
受賞した学生と株式会社東都関係者の皆さま
最優秀賞
- 作品名「よい、あかつき」 受賞者M・K
優秀賞
- 作品名「nature life」 受賞者H・C
- 作品名「玉手箱」 受賞者H・K
特別賞
- 作品名「Lattice ~和の安らぎの中で~」 受賞者A・M
- 作品名「第六感」 受賞者T・M
- 作品名「TEA TIME ~カフェで癒せる空間を~」 受賞者Y・S
企業担当者との打ち合わせ
春休みに、株式会社東都の担当者の皆さまと入賞した6名の学生が提案の実現に向けて打ち合わせを行いました。内装材サンプルやカタログが用意され、素材を実際に手に取り1人ずつ話し合いながら具体的に決定しました。
6つの場所に分かれてそれぞれ担当者と打ち合わせ
素材感や色味も確かめます
チラシと冊子のデザイン
賃貸物件のオーナーに向けて配布するチラシと、作品の特徴や内装材の詳細が記載された冊子を、学生たちが協力し合ってデザインし企業へ納品しました。
今後、最優秀賞・優秀賞の作品をはじめとする提案が、実際の物件にて実現する予定です。
では、最後に、最優秀賞・優秀賞を受賞した3名の学生に、コマジョスタイルに取り組んだ感想や作品への思い、企業担当者との打ち合わせで感じたこと、チラシや冊子デザインでの学びや楽しかったことなどについてのコメントを紹介します。
学生のコメント
- 最優秀賞:M・Kさん
内装のデザインは人の心に変化を与えられるのではないでしょうか。家を出るとき帰ったとき、明るい気持ちになり、リビングでは安らげる、そんな部屋を目指しました。自分のやりたいデザインと個性を、多くの人に好まれるデザインに落とし込むことが難しかったです。また、コストや施工のしやすさなど学内の課題ではなかなか考えないところにも工夫を凝らしました。
学内の評価に留まらず、実際の企業の方に作品が認めてもらえたことがとても自信につながりました。
企業の方は私の意図を汲み取り、さまざまな素材を提案してくれました。品番を間違えないよう何度も確認を繰り返す作業は大変でしたが、実務的な経験でもあり、仕事をするイメージが湧きました。チラシづくりではチームで協力し全員が納得のいく形にできたと思います。最後まで学生主体となって楽しく作品作りができました。
私の作品が入居者様の希望の光になることを願っています。 - 優秀賞:H・Cさん
実際の賃貸住宅を自分なりにコンセプトやテーマを決めて、一から空間をデザインする経験はなかったのでとても良い経験になりました。カタログから素材の性質などを理解しながら、学ぶことができ自分自身の知識にもなり今後の経験にも生かしていきたいと思いました。作品には老若男女誰でも使いやすく、帰ってきた場所がリラックスできる場所であってほしいという思いで、提案させていただきました。住む人にはほっと一息できる場所であってほしいと思います。
企業の方との打ち合わせでは、内装の素材や仕上げ材は実際にサンプルを取り寄せて、目で見て触ることがとても大切だと感じました。また、知らなかった素材の知識も同時に学べてとても役立ちましたし、まだまだ知らないことが多いなと改めて実感できました。適材適所に素材を使い最大限素材の良さを生かせるように知識をつけていきたいと思いました。
また、チラシや冊子のデザインでは、数人でデザインの意見を1つにまとめるのがとても大変でした。それでも、それぞれの考えたインテリアデザインの良さを出すためのチラシのデザインだったり、ちょっとした細かいロゴなどにもこだわり、最終的に納得のいくデザインができてとてもやりがいを感じましたし楽しかったです。 - 優秀賞:H・Kさん
私は駒女に入学したひとつの決め手が今回の産学連携課題であるコマジョスタイルでした。
どんな部屋にしようかなとすごくワクワクした想いで計画をしてきました。そんなワクワクな想いを今回、私がデザインした部屋には詰め込んだので、その想いが企業の方に届いたと思うとすごくうれしかったです。
私は、誰でも過ごしやすいような万人受けするデザインを心掛けたのでターゲット層を幅広く設定しました。そのため、企業の方との内装材打ち合わせの際も、思っていた質感やイメージと違った部分は自分が納得いくまで素材を見比べて最後の最後までこだわり抜きました。
また、今回の課題はそれぞれ想いや個々のこだわりが十分に詰まった作品であるため、オーナーさんにも届くように6人で細部まで話し合いながらチラシや冊子を完成させました。自分だけの好みだけでは通用せず、オーナーさんといったお客様たちに見てもらうものなので、視認性を大切にデザインを考えました。大学の課題では学べない、体感できないことを産学連携課題では学ぶことができたことは貴重な経験であり、今後社会人として働くことに対するモチベーションにもなった良い機会でした。
- ※ 空間デザイン学部 空間デザイン学科の前身である人間総合学群 住空間デザイン学類のカリキュラムについて紹介しています。空間デザイン学科での学びの参考にしてください。