航空会社の客室乗務員に内定した学生に就活のリアルを聞いてみた

観光文化学科は独自性として、一人ひとりの学生の夢に合わせた少人数教育を掲げています。観光文化の学びが進路にどのように生かされるのでしょうか。株式会社全日本空輸(ANA)の客室乗務員職(2027年度入社)に内定した学生にじっくりと話を聞いてみました。

インタビューに答えてくれた学生
白井 菜々香さん(東京都東洋高等学校出身)

  • 白井 菜々香さん
    白井 菜々香さん
  • エアライン実習室にある航空関連文献
    エアライン実習室にある航空関連文献

まず内定おめでとうございます。まず率直な現在の感想を教えてください。

(白井)私一人ではここまで来ることはできませんでした。多くの方々に支えていただき、内定をいただくことができました。就職活動は、人生でこれほどプレッシャーや不安を感じたことはないと思うほどでしたが、その分、自分自身を大きく成長させてくれたと思います。

航空会社に就職しようと思ったきっかけは何でしたか。

(白井)幼い頃に機内で制服を着て働く客室乗務員の方を見て、漠然とした憧れを抱いたことが最初のきっかけです。その後、大学で観光学を学ぶ中で、人や地域、世界をつなぐ航空会社の仕事の魅力に惹かれるようになりました。
ANAの客室乗務員として働くようになった兄からも大きな影響を受けました。お客様との会話を通して元気で明るく接する姿を見て自身も背中を押されたような気がします。講義の一環でゲスト講師に登壇していただいた航空会社の社員から直接お話を聞いたことも大きな刺激になり、憧れが目標へと変わっていきました。

実際の就職活動の一連の流れとANAの採用プロセスを教えてください。

(白井)大学2年生の9月頃から説明会には全て応募をし、ANA Blue Baseや空港見学にも何度も参加しました。ANAの採用では、エントリーシートとエントリー動画の提出から始まり、英語試験、一次面接(グループ面接)、SPI(言語・非言語)、適性検査、AI面談、身体検査、そして最終面接という流れでした。就職活動を通して感じたのは、選考対策だけでなく、自分自身を深く理解してそれらを言語化し、自分らしく伝えることが何より大切だということです。

  • インタビューに答える白井さん
    インタビューに答える白井さん
  • 就職活動で実際に使ったモノ
    就職活動で実際に使ったモノ

客室乗務員になるためにどんな努力をしてきましたか。

(白井)どんな経験にも積極的に挑戦をするようにしてきました。客室乗務員として必要な語学力や異文化理解を身につけるために、3年次には半年間イギリスへ留学し、ヨーロッパ言語共通参照枠であるCEFRの資格を取得することを目標に取り組みました。
サービス力やチームワーク力を養うために外資系飲食店でのアルバイトでは、トレーナーとして海外新店舗の立ち上げを経験し、さまざまな価値観や文化的背景が異なる方々と共に働き、協調性やホスピタリティを磨きました。
加えて、世界遺産検定などの専門資格取得にも挑戦し、知識の幅を広げたことで、今後の仕事でもお客様との会話につなげられると思います。大学には挑戦できる環境が数多くあり、自分の軸をもって経験を積み重ねてきたことが、就職活動を進めるにあたっても自信につながったと感じています。

コマジョの学びで役に立ったことは何ですか。

(白井)一番役に立ったのは、実践的な授業です。私は、国内旅行研修(沖縄)や海外インターンシップ(ハワイ)に参加しました。国内旅行研修では、実際に航空会社の制服を着用し、機内アナウンスや緊急脱出訓練などを体験しました。客室乗務員の仕事をより具体的にイメージできたことは、将来の目標を明確にする大きなきっかけになりました。海外インターンシップでは、外資系ホテルのフロント業務で英語による接客を経験したほか、日本文化を発信するイベントのボランティアにも参加しました。これらの経験が大きな財産になったと感じています。

  • エアライン実習室シートにて
    エアライン実習室シートにて
  • ハワイでのインターンシップの様子
    ハワイでのインターンシップの様子

先生や友人同士のサポートはありましたか?

(白井)はい、多くの方々に支えていただきました。コマジョには観光業界での実務経験が豊富な先生方が数多くいらっしゃいます。印象的だった先生の言葉が「学生時代に多くの旅に出よ」という言葉です。この言葉に背中を押され、イギリス留学や9カ国への一人旅に挑戦しました。その経験が自信につながりました。
ゼミの担当先生には、就職活動を通して何度もご指導いただきました。自己分析や志望理由を考える際に、これまでの経験を一緒に整理してくださり、自分では気づけなかった自分の内面を引き出し、言語化することができました。また、目標を伝えると、その実現につながるさまざまな方法を紹介してくださり、異なる世代や多様な産官学の方々と交流する貴重な機会にも恵まれました。
友人の存在も非常に心強かったです。航空会社の内定を獲得した高校時代の友人にも積極的に連絡を取り、選考の進め方や面接への向き合い方など、実体験に基づいたアドバイスをいただきました。

なるほど。いろんな人に頼ることも就活の成功の秘訣かもしれませんね。では最後に後輩に向けてメッセージをお願いします。

(白井)就職活動は、これまでの経験の基盤と多くの方々の支えがあってこそ前進できるということを強く実感しました。振り返ると、苦しいこともありましたが、それ以上に自分自身を成長させてくれたかけがえのない時間だったと感じています。
大学生の4年間はあっという間です。学生と名乗ることができるうちに、いろんなことに挑戦することで新しい自分と出会えるかもしれません。応援しています!

ありがとうございました。今後の活躍を期待しています。

以上

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