2026年度 海外旅行研修 ~韓国の観光資源視察・現地学生との国際交流(ソウル・釜山・慶州)
2026/10/13
「海外旅行研修」は、観光資源および観光産業の視察と国際交流を通じて、観光資源の見方をプロの視点から学び、国際感覚を育てることを目的としています。前期の授業で専門知識を習得し、国内での事前研修を経て、夏季休暇中の9月2日~9月8日に韓国(ソウル・釜山・慶州地域)で実施しました。観光文化学類の4年生2名、観光文化学部2年生10名、計12名が参加しました。

韓国伝統衣装の韓服(ハンポク)体験
「韓国観光公社」の新しい文化体験型施設体験
事前授業・研修
前期の授業では、「韓国の基礎知識と観光資源」、「旅行計画のための調査法」、「プレゼンテーションの技法」などの講義があり、学生は現地でのプレゼンテーションに備え、グループ別に日本の伝統文化と韓国の歴史や観光資源について調査・資料作成を行いました。出発前の研修では株式会社エイチ・アイ・エス本社を訪れ、エイチ・アイ・エスの本社説明や今後の業界動向について講義を受けました。
研修1~2日目
成田空港から仁川空港に到着し、空港から地下鉄でホテルに向かいました。1日目の夜は早速ホテル周辺を探索し、思い思いに買い物や夕食を楽しみました。翌2日目は統合型リゾート(IR)の観光資源を調査するため、仁川のパラダイスシティを見学しました。パラダイスシティは、ホテル、コンベンション、カジノ、ショッピングモール、アートギャラリー、スパ、クラブなどを含む北東アジア初のグローバル統合型リゾートです。午後に訪問したHiKR GROUND(ハイカグラウンド)は、K-POP体験やメディアアート鑑賞ができる韓国観光公社の広報館で、MZ(1980年代〜2000年代生まれの若者)世代向けに韓国観光コンテンツを提供しています。最新の韓国文化を体験した後は、国立中央博物館にて韓国の歴史や文化を学びました。

成田空港から出発する前に記念撮影


IRリゾートのパラダイスシティにて


IRリゾートのパラダイスシティにて


HiKR GROUND(ハイカグラウンド)でK-POP体験


HiKR GROUND(ハイカグラウンド)でK-POP体験

国立中央博物館前で記念撮影
研修3日目
午前中は世宗(セジョン)大学を訪問し、ホテル観光学部の学生や日本語学科の学生の歓迎を受けました。日本文化に関するプレゼンテーションを行い、韓国との相違点、共通点について議論を交わしました。その後に催された交流会では世宗大学の皆さんが用意して下さった韓国のお菓子の数々を頬張りながら、にぎやかな笑いの絶えないひと時を過ごしました。交流会後には一人ひとり名前入りの修了証書を授与していただきました。
韓国の大学では近年国際化が進んでいます。世宗大学も例外ではなく、昼休みに訪れたキャンパス内のフードコートではさまざまな国出身の留学生を目にしました。学生たちはこうした国際的な環境を目の当たりにして驚いた様子でした。外国の大学にあるフードコートで、世界各地から学びに来ている留学生を身近に感じつつ、韓国料理をいただくという機会は貴重な異文化体験になったことでしょう。


世宗大学ホテル観光学部での研修


世宗大学ホテル観光学部での研修


日本文化のプレゼンテーション(J-POP、和菓子、日本と韓国のコンビニエンスストアについて )


日本文化のプレゼンテーション(J-POP、和菓子、日本と韓国のコンビニエンスストアについて )


韓国の学生と交流会(日本語学科の学生は1年間日本での留学経験があり、日本語が堪能でした。)


韓国の学生と交流会(日本語学科の学生は1年間日本での留学経験があり、日本語が堪能でした。)


世宗大学の学生と記念撮影(世宗大学から一人一人名前入りの修了証書をいただきました。)


世宗大学の学生と記念撮影(世宗大学から一人一人名前入りの修了証書をいただきました。)
午後は地下鉄を利用して、東大門(トンデモンドン) 近くのデラックスホテルを訪問しました。国際的な会議で利用される重厚な会議室、レストラン、ジムなどの施設に加えて、さまざまなタイプの客室を見学しました。学生たちからは次々と質問が飛び交い、普段は見ることができないホテル業の裏側を見ることができました。

東大門近くのデラックスホテルを視察
Conference/Banquet room

さまざまなタイプのスイートルームを見学
研修4~5日目
午前中は朝鮮王朝の宮殿である景福宮 (キョンボックン) で韓国伝統衣装の韓服(ハンポク)を体験しました。貴重な伝統衣装を身にまとい、異文化体験を満喫しました。午後はソウル駅から韓国の新幹線であるKTXに乗って釜山に向かいました。釜山からホテルまでは公共のバスで10分程度の移動でしたが、急な坂道が多い韓国のバスはアミューズメントパークのアトラクションのようで学生たちの驚きと笑顔が溢れる楽しい移動時間でした。


韓国伝統衣装(ハンポク)体験


韓国伝統衣装(ハンポク)体験

韓国の新幹線KTXで移動
釜山コモドホテル(ラウンジにて)
研修6日目~最終日
研修6日目は専用バスで慶州観光を堪能しました。この地域は多くの遺跡が残されているため、地域全体が屋根のない博物館と言われています。はじめに訪れた世界文化遺産である石窟庵は、大学受験を控えている子の親御さんが合格祈願にお参りに来る場所でもあります。次に訪れた仏国寺も、本堂を囲む回廊は祈願の書かれた何千何百もの短冊が所狭しと飾られていました。国立慶州博物館では2025年度のAPECでも話題となった新羅時代の黄金の王冠やさまざまな金細工、シルクロードを渡ってきた世界の工芸が展示され、当時の工芸技術や貿易の広さを伺いみることができました。最後に黄金の王冠が実際に発掘された古墳後を訪れ、当時のままの石の壁を目にしながら、ガイドさんから歴史的背景や当時の様子を解説していただき、まるでタイムスリップしたような時間でした。古墳がある広場のすぐ隣は若者に人気なファンリダンキル通りがあり、地元の買い物客に交じって韓国で人気のスイーツや色とりどりのドリンクを楽しみました。最後日は西釜山のホテルからタクシーで金海空港に行き、7日間の充実した研修を終え帰国しました。

石洞窟にて記念撮影
仏国寺

仏国寺
仏国寺(幸運を願うイノシシの前で)
学生の声:研修中に最も印象に残ったことは?
- 世宗大学の方々と交流した時間が、今回の中で一番印象に残っています。 発表では、パワーポイントの不具合や動画がスムーズに流れないなどのトラブルもありました。しかし、全班がこの日のために時間をかけて考え、準備してきたものを世宗大学の方々に日本語で発表することができ、とても良かったです。 その後の交流では、世宗大学の方々の中に日本語を話せる方が多く、とても驚きました。私はジェスチャーを使ったり、片言ではありましたが韓国語を使ったりしながら交流しました。自分が話した韓国語が相手に伝わり、会話ができたときには、とてもうれしく感じました。(Aさん)
- 印象に残ったのは、世宗大学との交流です。日本のおすすめの観光地や、韓国で買った方がいいお土産などについて話し、とても盛り上がりました。この交流でSNSを交換して、メッセージを送りあうこともでき、とてもうれしかったです。また、ソウルではほとんどの店員さんが英語だけでなく日本語も話していることが印象に残りました。日本では多言語で対応できる人が少ないため、海外から来た観光客が安心してサービスを受けるためには大切だと感じました。一方で、釜山では韓国語での対応が多かったので、ソウルとは違う感じがして楽しかったです。個人ではなかなか体験できないような体験ができ、また参加したいと思いました。(Bさん)
- 韓国への海外旅行研修に参加し、実際に現地へ行くことで、日本との文化や生活の違いを身近に感じることができました。特に、韓国の街の雰囲気や食文化、観光地などを実際に見ることができたことが印象に残っています。また、韓国のホテルを見学したことも印象に残っています。実際のホテルを見ることで、日本のホテルとはどのような違いがあるのかを学ぶことができました。また、韓国のホテルにはそれぞれのコンセプトがあり、ホテルをつくった方の思いやこだわりが感じられたことも印象的でした。普段勉強している韓国語を実際の場面で聞いたり使ったりすることで、言葉を学ぶ楽しさも改めて感じることができました。今回の研修を通して、海外に実際に行くことでしか得られない発見や経験がたくさんありました。これからもさまざまな国を訪れたいと思いました。(Cさん)
- 今回の海外旅行研修を通して、普段の旅行では選ばないような世界遺産を訪れたり、美術館を見学したり、ホテルの施設を見学したりすることができ、とても貴重な体験ができた。また、実際に韓国で過ごす中で日本との文化や生活習慣の違いを感じる場面が多くあった。日本と似ている部分が多いと思っていたが、食事の文化や街の雰囲気、サービスなどの違いが多くギャップが面白かった。特に印象に残ったのはタクシーに乗った時に日本と比べてスピードがとても速く、また運転が荒く感じた。韓国は車社会で交通量が多いので積極的に進んでいかないと流れにのれなくなってしまうのではないかと感じた。このように実際に現地で生活してみたことで事前に調べただけではわからない文化などに触れることができ、改めて実際にその場所を訪れて自分の目でみて体験することの大切さを感じた。今回のことを生かしていろいろな場所や国へ訪れてみたいと思った。(Dさん)
- 海外旅行研修で特に印象に残ったのは、韓国の世界遺産である石窟庵と仏国寺を訪れたことです。個人旅行ではなかなか行かないような場所に行くことができ、貴重な経験になりました。また、チマチョゴリを着て景福宮を訪れた際、周りにも韓服を着ている人が多く、昔の世界に入り込んだような感覚になりました。韓国の伝統文化を実際に体験できたことが一番の思い出です。食事では、引き出しに食器が入っていたり、おかずがおかわり自由だったりと、日本と似ていると思っていた韓国にも違いが多く、実際に行ってみることで新しい発見がありました。また韓国を訪れたいです。(Eさん)
海外旅行研修の実施にあたり、多くの現地スタッフ、関連企業の方々、世宗大学の教員と学生の皆さんにお世話になりました。厚く御礼申し上げます。
(担当教員 張 景泰・鮫島 卓・薬師 英子)


