JIA東京都学生卒業設計コンクール2026に出展しました

2026年3月卒業 髙橋香帆さん(総合住宅・建設会社勤務)

「第35回JIA東京都学生卒業設計コンクール2026※」が2026年5月に開催され、3月に卒業した髙橋香帆さんが本学代表として卒業研究「宿場町に息づく記憶と未来 -台ヶ原の和菓子文化がつなぐ空間のあり方-」を出展しました。出展した髙橋さんに卒業設計コンクールのこと、そして4月からスタートした仕事のことなどについてインタビューしました。

※ 「東京都学生卒業設計コンクール」は、日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部が東京都の大学・専門学校建築学科から優秀作品を募集し、その中から「JIA全国卒業設計コンクール」への推薦作品を選定するコンクールです。


  • 審査会への参加は貴重な経験になりました!

卒業研究「宿場町に息づく記憶と未来 -台ヶ原の和菓子文化がつなぐ空間のあり方-」はどんなコンセプトですか?

計画地である台ヶ原は、甲州街道の宿場町として栄え、人々が行き交い、立ち止まり、交流を育んできた歴史をもちます。しかし現在では、観光客が通り過ぎることの多い場所となっています。そこで本計画では、この地で長く親しまれてきた老舗和菓子屋・金精軒を、単なる物販の場ではなく、地域の歴史や文化、人とのつながりを体験できる場へと再構築することを目指しました。
細長い敷地形状を生かし、物販、体験、飲食、工場、展示を連続的につなぐことで、来訪者が自然に空間を巡りながら、過去から現在、未来へと続く時間の流れを感じられる構成としました。また、敷地内に「道」と「たまり」を設けることで、人が通り抜けるだけでなく、立ち止まり、滞在し、交流するきっかけを生み出しました。
和菓子を味わうだけでなく、つくる過程や歴史、人々との関わりを体験することで、そこで過ごした時間そのものが記憶となり、和菓子文化を未来へつなぎながら、宿場町らしいにぎわいと滞在の風景を再生する建築を提案しました。

*和菓子処「金精軒」に卒業研究の成果報告を行いました! 

JIA卒業設計コンクールへの出展をとおして感じたことは?

これまでは大学内で作品を発表する機会が中心でしたが、今回、学外の方々や他大学の学生に作品を見ていただけたことは非常に貴重な経験になりました。他大学の学生の作品や発表を見ることで、多くの刺激を受けるとともに、審査員の方々から直接講評をいただくことで、自分では気づけなかった視点や改善点を知ることができました。今回の経験を通して多くの学びを得ることができ、参加することができて本当に良かったと感じています。

公開審査会での気づきや得られたことは?

自分の考えや設計意図を限られた時間の中で分かりやすく伝えることの難しさを強く感じました。自分では理解している内容でも、聞き手に伝わるように整理して説明するためには、計画の魅力やポイントを端的にまとめる力が必要だと実感しました。


  • 会場の設営や撤去は後輩の4年生が手伝ってくれました!

  • 卒業研究は友人たちと支えあいながら全力で取り組みました!

卒業研究を振り返って、楽しかったことや苦労したこと、頑張ったことは?

卒業研究は、実際に現地を訪れ、その場所の魅力や雰囲気を感じながら設計を進めることができた、とても印象深い経験でした。一方で、自分の考えや感じたことを設計として形にすることに苦労し、時間との戦いでもありました。それでも試行錯誤を重ねながら最後まで向き合い、全力で取り組むことができました。また、先生方や友人、家族など多くの方々に支えていただいたことで、最後までやり遂げることができたと感じています。自分自身と向き合いながら全力で取り組むことができた貴重な機会であり、多くの学びと成長につながりました。

社会人1年目、仕事はどうですか?

あっという間に2か月が経ちました。学生の頃と比べて時間の使い方が大きく変わり、一日が過ぎるのをとても早く感じています。慣れないことも多く、日々学ぶことの連続ですが、新しい環境の中で少しずつ成長を実感しています。これから仕事の内容もさらに難しくなり、大変なことも増えていくと思いますが、周りの方々との関係を大切にしながら、一つひとつの経験を自分の成長につなげていきたいです。感謝の気持ちと前向きな姿勢を忘れず、これからも頑張っていきたいと思います。

最後に、後輩へメッセージをお願いします。

学生として過ごせる時間を大切にしながら、さまざまなことを吸収して成長してほしいと思います。勉強や課外活動など何事にも積極的に挑戦し、自分の可能性を広げてください。時には息抜きも大切にしながら、楽しんで充実した学生生活を送ってほしいと思います!

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