「子どもたちと一緒にエアドリーム(巨大風船)を作って遊びました」

12月15日(木)、保育科2年生は、「保育・教職実践演習(幼稚園)」の授業の中で、付属こまざわ幼稚園の年長さん(58名)と一緒にエアドリームをつくりました。
この活動には、「みんなで力を合わせて一つのモノを作り上げ、感動を共有し協調性を育む」「カラービニール袋の色が重なり合う美しさを体感し、色彩感覚を養う」「ビニールの特性を活かした遊びを通して、空気の存在を知る」という主に3つのねらいがあります。最終実習を終え、卒業を目の前に控えた学生たちは、「お姉さん先生」として付属幼稚園の子どもたちの主体性を尊重しながら、安全に配慮し、活動に臨みました。

  • みんなで協力して製作しています。
    みんなで協力して製作しています。
  • 風が吹くと重くて抑えるのが大変でした。
    風が吹くと重くて抑えるのが大変でした。

当日、まずは、体育館で子どもたちを出迎え、元気に挨拶を交わし、お互いの名前を覚えられるように自己紹介をしました。そして、準備体操と触れ合い遊びを通して、子どもたちとの仲を深めていきました。
製作活動では、カラービニール袋の端をはさみで切って開き、テープで接着して大きなシートを作ります。途中、川や、湖に見立てて、大きなシートをゆらゆらさせ、子どもたちが下にもぐる遊びをしました。子どもたちの楽しい遊び声が体育館中に響きました。最後にシートの四隅をテープで接着している間は、お姉さん先生と手遊びをしたり、テープで接着しているお姉さん先生に声援が送られたりしました。そうして会場全体の気持ちが一つになると同時に、巨大風船が完成しました。

  • ポカポカと温かい、虹の中にいるような世界になりました。
    ポカポカと温かい、虹の中にいるような世界になりました。
  • 約160名で一つの物を作る、共同製作になりました。
    約160名で一つの物を作る、共同製作になりました。

当日は天候に恵まれ、屋外に移動して風船を膨らませることができたので、青空の下、光の反射によってキラキラと輝く巨大風船が、ふわふわと生き物のように風で揺れる様子を見ることができました。また、巨大風船の中は、温かい光に包まれた虹の中のような不思議な世界となり、子どもたちはその中に入って、飛び跳ねたり、触ったり、寝転がって上を見上げたりと、思い思いに遊んでいました。

最後に、お昼のお弁当を一緒に食べ、お姉さん先生から子どもたちへメダルをプレゼントしました。このメダルには「今日の活動を通して、完成したときの感動とみんなで協力する大切さを忘れないで、エアドリームの大きな風船のようにみんなの夢も大きく膨らませてほしい」という願いが込められたメッセージが書かれていました。子どもたちは嬉しそうにメダルを首から下げ、メッセージを読んでくれました。
プレゼントした学生たちは、もうすぐ卒業します。保育者になる夢が一歩一歩、現実となりつつあります。期待や不安など様々な思いがありますが、この日の子どもたちの笑顔によって、とても励まされました。

  • 頑張った後のお弁当はとても美味しく感じました。
    頑張った後のお弁当はとても美味しく感じました。

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