「太陽と星空の秘密のお城」を開催しました

子どもたちは、絵本の表紙に反射してゆらぐ「光」を美しいと感じたり、紙飛行機を遠くまで飛ばす見えない「空気」の力に驚いたり、大人がそのまま過ごしてしまうようなことにも感動する豊かな感性をもっています。

保育科2年生の授業科目「保育・教職実践演習」では、「光」や「空気」への素朴な興味・関心から、子どもの好奇心や感性を引き出す遊びを考え、付属幼稚園の年長児と交流する機会をもちました。

子どもたちを迎えるまでに、学生同士で何度も話し合い、教材研究を重ねて準備をしてきました。また、付属幼稚園の先生方とも協力し、子どもたちの期待を高める招待動画や宝物入れ(当日使うスタンプラリーカードや招待状が貼り付けられた紙袋)を贈る機会も設けました。

当日は、子どもたちを満面の笑みで迎え、光や空気の面白さを感じられるように意識して関わります。活動が終わった後も、準備や遊びの内容、子どもとの関わり方について振り返りを行いました。

本学では、「保育・教職実践演習」の授業を、2年間の学びの総仕上げとして位置づけています。2年生は、これまで5回の実習を通して、それぞれが保育現場での経験を重ねてきましたが、卒業後は、一人ではなく、子どもを取り巻くさまざまな人々と力を合わせて保育を営む「協働性」も求められます。この授業では、付属幼稚園がある本学ならではの特徴を生かしながら、学生同士が主体的・協働的に保育を作り上げる力を身につけ、保育現場に立ったその日から生かせる「実践力」に磨きをかけることを大切にしています。

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