授業紹介「現代保育実践の課題B」

今年度から開講された新規選択科目「現代保育実践の課題B」は、主に医療を要する子どもの保育に関する授業内容を中心とした、現代の新たな保育ニーズに対応できる知識と技術を学ぶ科目です。この科目は、2021年に制定および施行された「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」(通称:医療的ケア児支援法)」に対して、保育職として必要な学びも深めています。

医療的ケア児の保育を学修するうえで「医療的ケア」などの小児医療に関する領域を学ぶことも必要です。先日、授業回の一コマで、本学園の大学看護学部の小児専門領域の先生方が「看護体験授業」の講師としてご協力くださり、看護実習室にて実践も含めた内容でご教授いただきました。

保育の学生たちは、今まで実際に見たこともない医療機器に触れさせていただくなど、とても興味深く授業を受けている様子が印象的でした。啼泣する赤ちゃん人形の心音を聴診器で聴いたり、点滴をしている子どもの人形の抱っこや小児用ストレッチャーに乗せて移動するなどの実践をさせてもらいました。また、実際の経管栄養のチューブや気管カニューレにも触れさせていただきました。

医療的ケア児支援法の施行により保育所や幼稚園、認定こども園においても医療的ケア児の受け入れが増えていく中で、保育の学生が医療的ケアの模擬体験をさせていただけたことはとても貴重な経験と学びになりました。

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