実習で生まれた「なぜ?」を研究につなげる ― 看護研究Ⅱの取り組み ―

看護学部では、4年生の授業「看護研究Ⅱ」で、一人ひとりが自分の研究テーマを決め、研究の進め方を考える「研究計画書」を作成しています。この授業は、4月から後期10月までの長期間を通して学ぶ科目です。

看護研究とは、患者さんがより安心して治療を受けたり、よりよい生活を送ったりするために、看護に関するさまざまな疑問を科学的な方法で明らかにしていくことです。 日々の看護の中で生まれる小さな疑問が、よりよい看護につながる研究の出発点になります。

4年生は、これまでにさまざまな病院や施設で看護学実習を経験してきました。
「あの時、患者さんはなぜあのような反応をしたのだろう?」
「患者さんがもっと安心して治療を受けるためには、どんな看護ができるだろう?」
実習の中で感じたこうした疑問が、研究の出発点になります。学生は、ひとり一人の「なぜ」を大切に「研究の芽」として育てていきます。

研究を進めるためには、自分の経験や考えだけでなく、これまでに行われた研究から学ぶことも大切です。学生は、担当教員に相談しながら、たくさんの研究論文を読み、「すでにわかっていること」と「まだわかっていないこと」を調べました。そして、自分が知りたいことを明らかにするためには、誰に、どのような方法で調査をすればよいのかを考え、研究計画書にまとめました。

完成した研究計画は、「研究計画発表会」で発表しました。

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    発表会 抄録集

今年度の発表会は、学生が事前に作成した発表動画を視聴する「オンデマンド形式」で行いました。学生は、自分の都合に合わせて発表を視聴できるだけでなく、繰り返し視聴したり、異なる分野の研究に触れたりすることができました。

また、発表を視聴した学生から寄せられた質問に、発表者が回答する機会も設けました。質問を通して自分では気づかなかった視点に触れ、研究計画をさらに深く考える機会となりました。

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    発表会の動画

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    発表会の動画

今回の研究計画発表会は、実習での経験を通して生まれた疑問に向き合い、自ら考え、学びを深めてきた4年生の成長を感じる機会となりました。

この授業での学びを生かし、看護師になってからも日々の疑問を大切にしながら、科学的な根拠に基づいて、よりよい看護を考え続けられることを願っています。

文責:飯塚麻紀

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