第13回オープンキャンパス報告
2019/04/08
桜の開花宣言が出された翌日、うって変わって肌寒い日となりましたが、たくさんの方々にご来場いただきました。参加者の多くは、4月から高校3年生になる方たちでした。
今回の体験授業は「呼吸困難のある人への援助―体の中を視て、触れて、聴いてみよう―」でした。教員からの呼吸器の解剖生理と呼吸の観察方法の説明後、本学科1年生が聴診器の構造と使い方の説明をしました。入学してわずか1年とは思えない、とても堂々とした姿は、説明を聞いていた高校生にもまぶしく映ったのではないかと思います。
呼吸音の聴取を呼吸シミュレータを使い体験していただきました。事前に正常な呼吸音と2種類の異常な呼吸をスピーカーで聞いてから、実際にシミュレータの胸に聴診器をあてて聴いていただきました。説明に従いながら聴診器をシミュレータの胸の上を移動させながら、首を傾げる高校生…「呼吸の音は聞こえるけど、どんな音(異常)かは分からなかった」と。呼吸音が聞き取れただけで充分です。どんな音かの聞き分けは、入学してから看護のための学びと体験をしていくことで身につけることができます。
看護学科では、今後も様々な体験授業を行っていく予定です。是非、また体験授業に参加して、いろいろな看護を知っていただきたいと思います。
(文責:奥井良子)