2年生の基礎ゼミで、稲城の梨生産組合の方に講演していただきました

5月29日の稲城市商工会工業部会の講演に引き続き、6月5日は、稲城の梨生産組合の方にお越しいただきました。
稲城市の基幹産業は、やはり農業です。その中でも果実部門が一番で、稲城の梨生産組合に加盟している梨農家は97戸です。多摩川流域の川崎市や日野市、またその他の東京地域でも群を抜いて大規模ですが、全国で見ると、生産量1位は千葉県で、茨城県、福島県、栃木県と続き、東京は29位です。

今回の講演では、稲城という、東京の中でも宅地開発の進んだ地域で行われている都市農業の現状を、組合長をはじめ、5名の役員の方々から聞くことができまし た。梨は子どもを育てるように、そして安心してお客様の口に入るように育てているそうです。しかし最近は、高齢化問題や後継者不足をはじめ、近隣住民に迷惑の掛からない肥料の臭い対策や農薬散布など、取り組むべき課題がたくさんあるということです。

私たちは、地域貢献として、生産者と消費者である市民とをつなぐ広報ポスターやCM映像を制作します。現在、稲城市商工会工業部会チームとともに企画制作中です。いなぎ市民祭では、学生たちが制作した広報ポスターやCM映像を展示・上映しますので、ぜひお越しください。
ちなみに、東京は梨の生産量が全国29位ですが、単位面積あたりの収入は全国1位なんだそうです。つまり、稲城の梨は日本一の梨なんです!

学生たちの声

  • 自分たちが作った梨をおいしいと言ってもらえることが一番うれしいんだというお話を聞いて、愛情を持って育てているんだなと感じました。梨は、もぎたて、完熟が一番おいしいとのことでした。(A.O.)
  • 梨にはたくさんの種類があることはなんとなく知っていましたが、新しい品種ができてから世に出荷されるまでに、20年という長い期間を要するということに驚きました。また、農薬や肥料による近隣への気遣いも必要なので、梨にだけ目を向けているわけではないと知ることができました。(M.T.)
  • 苦労して、一つひとつ大切に作っているんだなと感じました。この機会を通じて、子どもたちや、いろいろな人たちに稲城の梨を知ってもらえたらいいなと思います。せっかく駒女に通っているので、私も稲城の梨を食べてみたいと思いました。(N.S.)

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