地域交流・地域貢献活動が始まりました
2014/06/06
2年次に履修する「基礎ゼミⅢ」では、地域交流・地域貢献を目的に地元の商工会と農業団体との恊働事業を行っています。活動のテーマは大きく2つあり、ひとつは10月下旬に開催される「いなぎ市民祭」においての、稲城市の子どもたちに向けて地元の産業をアピールする広報活動です。学生の企画で工場や農家を取材し、それをもとに広報ポスターやCM映像を制作します。これら制作物は市民祭の会場内で展示・上映されます。もう一つは、稲城市商工会工業部会の催し「ものづくりコーナー」の企画・運営に係わります。「ものづくりコーナー」は、工業部会オリジナルのおもちゃキットを組み立てることを通して、子どもたちにものづくりの楽しさを体験してもらうことを目的に企画されました。このおもちゃキットは、学生たちがアイデアを出し、それを工業部会に加盟している企業で分担して設計・製造します。
昨年の「ものづくりコーナー」のようす
左の写真は、昨年のおもちゃキット「なしのすけ※時計」と「ギター型カリンバ」です。今年も続々とアイデアが出てきていて、オルゴールやドアチャイム、機械仕掛けのロボットなど「なしのすけ」をモチーフにしたものが多く出てきています。
※なしのすけ:ゆるきゃらグランプリ2013で総合第30位、都道府県ランキングでは東京第1位を誇る稲城市のイメージキャラクター。
http://www.city.inagi.tokyo.jp/kanko/inagi_nasinosuke/
先日の授業(5月29日)では、工業部会の役員の方々をお招きし、日本のものづくりの現状や、ご本人の経営する会社のお話をしていただきました。1週間後の6月5日の授業で稲城の梨協同組合の方々に都市農業にまつわるお話をしていただいた後、いよいよポスター・映像制作のための取材活動が始まります。
こうした活動を通して学ぶ地域社会の理解は、3年次のインターンシップや就職活動に生かされます。
学生たちの声
- それぞれのお仕事、そして中小企業の現状など、貴重なお話を聞くことができました。市民祭で商工会のみなさんと私たちで協力して、子どもたちに喜んでもらえるものを作りたいと思いました。(N.S.)
- お忙しい中、私たちのアイデアを見ておもちゃキットを作ってくださるので、より良いアイデアを出して、みんなでいなぎ市民祭を盛り上げたいです。 (H.K.)
- 商工会にはさまざまな職種の方がいらっしゃって貴重なお話しが聞けたと思いました。今後、就職するにあたって、ためになるところがいくつかあったので、それを生かせればと思います。(S.E.)
- 中小企業の人たちは、社会のためにたくさんのものを開発しています。日本では中小企業の働きがとても大切だと感じました。私たちはその意志を同世代の人たちや子どもたちに伝えていかなければならないと思いました。(R.A.)
- 中小企業は地域とのつながりを大事にしていて、素敵だと思った。 (K.N.)
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